・国際バカロレアって難易度が高いのかな?
・うちの子がついていけるか不安…
・途中で挫折しないための方法が知りたい!
そんな悩みをお持ちの保護者様も多いのではないでしょうか。
国際バカロレアは英語力・計画力・メンタルの強さなど、求められる力が多い教育です。
この記事では国際バカロレアが難しいと言われる理由・挫折しないためのポイント・家庭でできるサポート方法までをわかりやすく解説しています。
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Contents
国際バカロレアとは?初心者でもわかる基本ポイント
「国際バカロレア」という名前は聞いたことがあっても、内容を詳しく知っている保護者様は多くありません。
まずは国際バカロレアの基本的なしくみや学習の目的をわかりやすく紹介します。
国際バカロレア(IB)のしくみ・学ぶ目的
国際バカロレア(IBとも略します)は、世界各国で認められている教育プログラムです。
- 情報をうのみにせず自分で考える「批判的思考」
- 異なる文化や価値観を理解する「国際性」
このようなスキルを育てることを目的としています。
現在のグローバル社会では、「答えがひとつではない問題」に取り組む機会が増えているからです。
たとえば授業では、環境問題を「経済・科学・社会」の視点から議論することがあります。
こうした取り組みを通して、いろんな角度から考える力・いろんな人と協力する力が自然に育つしくみです。
ディプロマプログラム(DP)の概要
ディプロマプログラム(DP)は、16歳から19歳を対象とした高校レベルの教育課程です。
国語・数学・理科・社会・芸術・言語など1つずつの教科を勉強しつつ、さらに教科を横断した活動や課題の組み合わせで学びます。
そのため「教科を超えたいろんな知識」を身につけて活用することが必要です。
学力だけではなく、調べる力・計画性・社会とのつながりを身につけるプログラムです。
国際バカロレアの難易度が高いと言われる3つの理由
国際バカロレアは「難しい」「やり遂げるのが大変」とよく言われる教育課程です。
ここでは国際バカロレアの難易度が高いと言われる、主な理由を3つ解説します。
課題・試験の量と種類の多さ【EE・IA・TOK・CAS】
国際バカロレアが大変と言われる理由の一つは、学習だけでなくいろんな課題・試験があるからです。
どんな課題があるのか、代表的な4つに絞って見ておきましょう。
■EE(Extended Essay = 拡張論文)
自分で研究テーマを決め、4,000語程度で書き上げるレポート。
調査・分析・文章構成などを自力で進めなければなりません。
■IA(Internal Assessment = 内部評価)
各教科の授業内で出され、学校の先生が評価する課題です。
たとえば理科なら実験レポート、社会なら探究課題となります。
■TOK(Theory of Knowledge = 知の理論)
「知るとはどういうことか」を考える授業です。
作品の展示やエッセイで評価されます。
■CAS(Creativity・Activity・Service = 創造・活動・奉仕)
学業とは別で行う活動です。
芸術で活動を表現したり、スポーツ・地域奉仕などを行い、それを記録・振り返ったりする形で評価されます。
これらすべてが同時に求められるので、生徒にとって大きな負担になるということです。
教科の勉強だけではなく、いろんな課題もこなす力が試されるのが、難易度の高さの一つだと知っておきましょう。
英語力と批判的な思考が必要
国際バカロレアの難易度が高いとされる別の要因は、「英語力」「批判的思考」が必要だからということもあります。
授業や課題では、教科書・資料・論文を英語で読む機会がとても多いです。
そのため英語で理解し、自分の考えと結びつける力がまず求められます。
それに加え、自分で物事を考える力も必要です。
・これって本当に正しいかな?
・どうしてこう考えるべきなんだろうか?
このような考え方、いわゆる批判的思考が重要視されます。
これらは、国際バカロレアの取り組みの中で育っていく力でもあります。
- 英語資料の内容を自力で理解する
- 授業で出された問いを、複数の資料を調べて解く
- その資料どうしの矛盾点を見つけて発表する
こうした経験を重ねることで身につきますが、すぐに身につくものでもありません。
そのため、「やっぱり難易度が高い」と感じてしまう生徒が多いということです。
スケジュールとモチベーション管理が大変
スケジュール・モチベーションの管理が大変ということも、理由に挙げられます。
すでにお伝えしたとおり、国際バカロレアはやることが多い教育課程です。
IAとEEの締め切りが近いし、定期試験の準備もしなきゃ…!
このような状況を避けるため、スケジュールとモチベーションを管理する力が欠かせません。
次のような方法なら、スケジュールとモチベーションを管理できます。
大まかな年間スケジュールを立てる
課題の締め切り、模試・試験・発表などをカレンダーにまとめ、全体像を把握して焦らないようにしましょう。
■週単位・日単位のタスクに分解する
大きな課題は「今週やること」「今日やること」に細分化することで、ムリなく進められます。
■勉強と休憩のバランスを取る
25分集中+5分休憩など、短時間で効率的に取り組みましょう。
■進み具合を見える化して振り返る
週末に「今週できたこと」「来週の課題」を記録しておくと、自分の努力を実感できます。
■仲間・家族・先生の支え
一人で抱え込まず、友人・先生・保護者に進捗の共有と相談をしましょう。
国際バカロレアは長期で取り組む学習なので、スケジュールとモチベーションをたびたび管理する習慣が大切です。
国際バカロレアで親ができる3つのサポート
国際バカロレアはお子様の努力だけではなく、ご家庭での支えも大事です。
保護者様が実際にできる3つのサポート方法を紹介し、お子様が学習を続けやすい環境づくりを考えましょう。
家庭での学習環境づくり
家庭における学習環境が整っていないと、子どものモチベーションは続きません。
簡単なことでいいので学習空間を整え、勉強のしやすさをサポートしましょう。
- 机の上には必要な教材と文房具だけを置き、余計なものは取り除く
- 勉強の時はスマホやゲームを預かる
- デスクライトや間接照明で机に影ができないようにする
- 教材の整理や収納の見直しを一緒にする
家庭での学習環境を整えることは、勉強を始めやすく、また継続しやすくなることにつながります。
子どものメンタルを支える保護者の関わり方
国際バカロレアではスケジュール管理・課題量など、勉強面以外でも心が折れてしまうことがあります。
だからこそ親が子どものメンタルに注意を払い、安心して話をできる関係をつくることが重要です。
・今日は何をがんばれた?
・しんどかったね、一緒にスケジュールを考えようか?
このように寄り添う言葉をかけるだけでも、子どもは孤独感を減らせます。
子どもが感情を吐き出せるノートや日記を使わせ、「ムリをしないでいい場所」を持たせることも効果があった、という保護者様もいました。
また保護者様自身が、感情のコントロール・ストレス解消方法をやってみせることも支えになります。
- 趣味に一緒に打ち込む
- 休息日を作る
- 散歩する
こういった行動で「休むことは悪くない」とお子様に理解させられます。
保護者様による前向きなサポートの姿勢は、お子様の国際バカロレア生活の支えになります。
外部サポート(塾・家庭教師)の活用
国際バカロレアをスムーズに進めるために、外部サポートを使うのはとても有効です。
なぜなら自宅だけでは手に入らない専門的アドバイスや指導が得られるので、学習のクオリティと安定感がグンと高まるからです。
たとえば難易度の高いEE・IAや試験対策には、理解のサポートや計画の整理をプロの先生に任せると安心できるでしょう。
国際バカロレアアカデミーのある生徒は、最終試験直前に家庭教師を利用して論文の添削を重ね、最終スコアを5から7に上げたというケースもあります。
外部のサポートがあれば、迷いやすい部分をスムーズに解決でき、継続して学習を進められるようになります。
・子どもの学習がうまく進まない…
・どこから手をつければいいかわからない!
こういった悩みがあれば、国際バカロレアアカデミー の無料相談をご利用いただけます。
国際バカロレア専門の先生が現状をヒアリングし、お子様にベストな学習プランを提案します。
国際バカロレアを続けるメリット
国際バカロレアを続けて得る成長や、進路上の強みはとても魅力的です。
国際バカロレアを学ぶことで得られるメリットを紹介します。
日本国内の大学進学でも有利
国際バカロレアを履修していると、日本国内の大学進学に有利になるケースがあります。
なぜなら国際バカロレアで身につく思考力・探究力・英語力などは、総合型選抜や推薦入試で高く評価される可能性があるからです。
たとえば国内のいくつかの大学では、国際バカロレア生向けの特別選抜枠を用意しており、書類+面接方式で入学できます。
ただし日本の大学入試で必要になる一部の教科(日本史・地理など)は、国際バカロレアの教科に含まれていません。
大学によっては国際バカロレアが適さないこともあるため、受験の要件をよく確認しましょう。
こうしたメリットと注意点を踏まえ、国際バカロレアを活かす戦略を取ることが大切です。
海外大学への進学の可能性も拡大
国際バカロレアを修了すると、海外大学への進学のチャンスが広がります。
というのもIBDP(ディプロマプログラム)は、160か国以上・5,000以上の大学の大学で「正式な出願資格」とされているというデータがあり、修了していると出願手続きがスムーズになる場合があるからです。
応募要件の一部が免除されたり、大学の単位認定を受けられたりするケースもあります。
国際バカロレアは「海外大学進学のパスポート」としても活用できるものと考えましょう。
卒業後に社会で役立つスキル
国際バカロレアで身につく「批判的思考力」「コミュニケーション力」「研究・情報活用力」などが、社会に出てから役立ったと感じる卒業生は多くいます。
現代の仕事環境では「自ら考え、問題を発見し、情報をもとに解決策を立てて実行する能力」が求められるからです。
たとえばプロジェクト型の仕事でも、いろんなスキルが求められます。
- 資料や情報サイトを参考にして判断を下す
- 異なる部署・国の人と意見交換する
- 相手の立場を理解しつつ議論をする
「仕事で使えるスキルとコミュニケーション力」を持てることが、国際バカロレアを続けるメリットの一つといえます。
国際バカロレアの難易度を理解して正しい判断を
「国際バカロレア(IB)の難易度と、その背景・乗り越え方」を解説しました。
- IBは課題や評価が多く、英語力・計画性・メンタルのケアが成功のカギ。
- 保護者様ができる支援は環境づくりとメンタル面のサポート。
- 外部サポートを取り入れて、学習の遅れや不安を解消!
- 大学進学や社会で役立つスキルが身につくのも国際バカロレアの魅力。
子どもがIBについていけるか不安…
家庭でどう支えたらいいの?
進路を見すえて相談したい!
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