【2025年最新版】IB高校完全ガイド|認定校一覧・入試・学費・卒業後まで解説

「IB高校って、どんな学校なの?どこにある?」
「帰国子女じゃないと入れないのかな?入試や学費も気になる…」
「海外大学はIBが有利って聞くけど、本当?」

IB高校についてはまだ情報が少なく、選び方も難しくて迷ってしまいますよね?
でもご安心ください。この記事を読めば、

  • IB高校とは?
  • IB認定高校の一覧
  • 卒業後の進路
  • IB高校の選び方

まで、すべてがクリアになりますよ!

IB専門の個別指導塾「国際バカロレアアカデミー」なら、世界トップレベルのIB卒業生が、完全個別のオンライン授業を実施。
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IB専門塾ならではの知識と目線で、IB高校について解説していきますね!

IB高校とは?|今注目される理由も解説

IB高校とは、国際バカロレア(IB)の大学進学準備プログラム「ディプロマ・プログラム(DP)」を導入した高校のことです。

ただ授業を受けるだけではなく、思考力や探究心を身につける教育がポイントですね。

まずは、

  • IB高校の基本
  • 日本の普通高校との違い

をわかりやすく解説します。

国際バカロレア(IB)プログラムの基本

国際バカロレア(IB)は、スイスで作られた国際的な教育プログラム。世界160以上の国が導入し、5,000校以上がIB認定校として登録されています。

3歳から19歳までの子どもが受けられ、高校生にあたる16〜19歳が履修するのが「ディプロマ・プログラム(DP)」です。

ディプロマ・プログラム(DP)の特徴

  • 教科の学習だけでなく、論文(EE)や課外活動(CAS)、批判的思考(TOK:情報を疑い、分析し、自分の視点で考える授業)も実施
  • 海外大学の出願資格になる(オックスフォード大学、ハーバード大学など)
  • 国内でも東京大学・京都大学・早稲田大学などを受験可能

IBは単なるカリキュラムではなく「学び方そのものを教える教育」です。海外の進路に限らず、今後の社会を生きるために必要な「考える力」が鍛えられます。

IB高校と普通の高校、何が違う?

IB高校の最大の特徴は、「自分で課題を見つけ、人と協力し解決する学習」や「感性や人間性を磨く教育」です。

日本の高校では、知識をつけたり受験対策したりするのがメインです。一方でIB高校では「なぜこうなるのか?」を深く考え、教科の勉強だけでは身につかない思考法を強めていきます。

将来役立つスキルを伸ばすことにも力を入れており、「グローバルに活躍できる人材を育てる教育」として注目されていますね。

■IB高校・普通高校の比較表

IB高校普通の高校
教育の目的探究力/国際感覚/思考力を育てる大学入試に向けた学力をつける
学びのスタイル自分から調査/発表/討論一斉授業の受け身学習
成績評価エッセイ/プレゼン/活動記録など定期テストや筆記試験
使う言語英語(日本語も使う学校もある)日本語が基本
大学進学の幅海外・国内のIB入試枠が利用できる国内大学の一般入試がメイン

IB高校のメリットと大変なポイント

IB高校に入学し、卒業することにはメリットがあります。またIB高校ならではの大変さもありますので、両方とも紹介しますね!

メリット①:国内外の大学進学に有利

IB高校を卒業するときに与えられるのが、大学入学の審査に使われる「IBスコア(45点満点)」という最終評価点です。

このスコアを使って、多くの卒業生が

  • アメリカ
  • イギリス
  • カナダ
  • オーストラリア

など海外の名門大学へ進学しています。国内でも、

  • 東京大学
  • 早稲田大学
  • 上智大学

などがIB入試制度を導入。IBスコアは国内外の進学で使える「国際的パスポート」なんですね。

難関大学や海外大学に行きたいという方にとって、魅力的なプログラムと言えるでしょう。

メリット②:将来役立つスキル・価値観が身につく

IB教育では、知識を手にいれるだけでなく「自分で疑問を持ち、考える力」が鍛えられます。IB卒業生からは、

「論理的に考え、伝える力がついた!」
「いろんな視点から物事を考えられるようになった!」

といった声が多く聞かれます。

他にも、

  • 調べる力
  • プレゼンテーション力
  • 異文化理解
  • 自己管理能力

など、社会に出てから役立つスキルも身につきます。大学での学びやキャリア選択にも、大きな自信が生まれるわけですね。

IB高校卒業生が大変さを乗り越えたエピソード紹介

一方で、IB高校ならではの大変さもあります。
IB高校卒業の国際バカロレアアカデミー社員は、

「IB高校では課題がとても多いんです!先生からの課題以外にも、エッセイなど自分で考えるものも。提出状況も成績に含まれるので、ちゃんと出さないとダメですね。」

と話していました。

逆に「そういった大変さを乗り越えることで、自分で課題や仕事を管理する力が身につく」とも言えますね。

日本国内にあるIB高校2つの種類

IB高校には、大きく分けて

①一条校

②インターナショナルスクール

の2つがあります。

それぞれの違いを解説していきましょう。

一条校とは?

一条校とは、日本の学校教育法第1条に基づいて作られた、いわゆる「普通の高校」です。「IB教育をしてもいいよ」と認定を受けた一条校では、日本での指導方針を守りつつ、IBのディプロマ・プログラムを導入しています。

授業の多くは日本語で行われるため、英語に不安がある生徒でも挑戦しやすいのがポイントですね。

文部科学省の認可を受けているので、日本の大学進学にも対応しやすく、国内外どちらの進路も選べます。

インターナショナルスクール型のIB高校とは?

インターナショナルスクール型のIB高校は、主に英語でIB教育をしている学校です。

帰国子女や外国籍の生徒を受け入れていることが多く、授業はすべて英語で進められます。先生もネイティブや海外教育経験者が多く、まるで外国のような学校環境が魅力ですね。

一方で、日本の高校卒業資格が得られないケースもあるので、国内大学の進学を考えているなら事前に確認が必要です!

2025年版|国内IB認定校一覧・注目校ピックアップ

日本国内では、IB認定校の数が増えています。公立・私立など一条校だけでなく、インターナショナルスクールも同様です。

最新の認定校一覧をもとに、学校選びに役立つ情報、注目のIB高校をご紹介します。

IB認定一条校の全国リスト

まずは一条校。IBの認定を受けている高校は全国各地にあり、年々増えています。(表中の「日本語DP実施校」とは、数学や理科などを日本語で授業する学校のことです。)

学校名都道府県
北海道札幌国際情報高等学校北海道
札幌日本大学高等学校北海道
仙台育英学園高等学校
※日本語DP実施校
宮城県
宮城県仙台二華高等学校
※日本語DP実施校
宮城県
茗溪学園高等学校茨城県
ぐんま国際アカデミー高等部群馬県
浦和学院高等学校埼玉県
さいたま市立大宮国際中等教育学校
※日本語DP実施校
埼玉県
智辯学園和歌山高等学校和歌山県
東京学芸大学附属国際中等教育学校東京都
玉川学園高等部東京都
かえつ有明高等学校東京都
聖心女子学院高等科東京都
青山学院高等部東京都
東京都立国際高等学校東京都
開智日本橋学園高等学校東京都
名古屋国際中学校・高等学校愛知県
立命館宇治高等学校京都府
同志社国際高等学校京都府
大阪国際高等学校大阪府
大阪府立水都国際高等学校
※日本語DP実施校
大阪府
広島叡智学園中学校・高等学校広島県
福岡県立福岡高等学校福岡県
福岡県立嘉穂高等学校福岡県
福岡県立修猷館高等学校福岡県
福岡県立明善高等学校福岡県

インター系IB認定校の全国リスト

インターナショナルスクールでIB認定を受けている高校も、多く存在します。

学校名都道府県
東京インターナショナルスクール東京都
西町インターナショナルスクール東京都
清泉インターナショナルスクール東京都
セントメリーズインターナショナルスクール東京都
聖心インターナショナルスクール東京都
カナディアン・インターナショナルスクール東京都
アメリカンスクール・イン・ジャパン東京都
横浜インターナショナルスクール神奈川県
サンモール・インターナショナルスクール神奈川県
名古屋国際学園愛知県
関西インターナショナルスクール兵庫県
大阪YMCAインターナショナルスクール大阪府
広島インターナショナルスクール広島県
福岡インターナショナルスクール福岡県

【注目校】人気と実績のあるIB高校3選

全国にたくさんあるIB高校の中でも、教育システムや進学実績で人気の学校を3つご紹介します。

郁文館グローバル高等学校(東京都)

  • 2023年度の海外大学合格率が全国3位(54%)
  • 海外トップ大学進学を目指すための課外活動やエッセイ、ライティング、IELTS/SAT対策などが充実
  • 高校2年のときに、全員が1年間の海外留学をする

広島叡智学園高等学校(広島県)

  • 2025年度のIBDPスコア平均が32.5(世界平均29.2)
  • 京都大学、名古屋大学、北海道大学など国内難関国立大学への合格実績
  • 少人数制なので、一人ひとりしっかりと指導・進路サポートできる

仙台育英学園高等学校(宮城県)

  • 東北初のIBDP認定校で、国内外の大学へ進学実績あり
  • IBDP以外にも「ケンブリッジ国際認定校」「BTECセンター」など、いろんな国際資格が取れる仕組み
  • 国際的な視野を持つための語学教育や課題解決型学習(PBL)

これらの学校は、IBの理念を取り入れつつ、日本的な教育の良さを持っていますね。

IB高校が向いている子・向いていない子の特徴

「うちの子はIBの高校に向いているのかな?」

というのは多くの保護者が抱える悩みです。ここでは、

  • IB高校に向いている生徒の特徴
  • IB高校で苦戦する生徒の特徴・対処法

をご紹介します。

IB高校が向いている子の特徴|探究心・自立性・表現力

IB高校に向いている子に共通する特徴は「自分から学ぶ姿勢があること」です。

IB高校では、

  • みずから疑問を持ち、調べ、発表することを楽しめる「探究心」
  • スケジュールや課題を管理できる「自立性」
  • 自分の考えを人に伝える「表現力」

という力が必要となります。

「教科書に載っていないようことを考えるのが好き」
「物事を調べたり、人とコミュニケーションをとるのが得意」

というお子様は、IB教育と相性が良いタイプですね。

こういった資質はIB学習の評価軸にもなるため、入学後も楽しんで学校生活を送れるでしょう。

IB高校で苦労しやすいタイプとその対処法

一方でIB高校では、

  • 「自分で考えるのが面倒」
  • 「指示がないと動けない」
  • 「文章を書くのがとても苦手」

といったタイプのお子様は、入学後も不安を感じやすいです。エッセイや発表の場が多くあるので、自分の意見や調べたことを伝えるのが苦手な子は、やはり授業が辛くなってしまいます。

とはいえ、IB高校はこれらの力を「育てる学校」でもあるため、最初から完璧にできる必要はありません!学校や家庭でのフォローをしっかり行えば、苦手を乗り越えて大きく成長できるケースも多くあります。

「うちの子はIB高校に向いてるかな?」→国際バカロレアアカデミーにご相談ください!

IB高校が気になっていても、

「うちの子って、本当にIB高校に向いてるのかな?」

と思ってしまう保護者様は多いと思います。

IBに向いているかどうかは、学力だけでなく、探究心・自立性・表現力といった数字で表せない力があるかも大切。でも、家庭だけで判断するのは難しいですよね。
そんな時はIB教育専門の個別指導をしている「国際バカロレアアカデミー」へご相談ください!

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IB高校を選ぶときに調べるべき5つのポイント

IB認定校は全国にありますが、学校によって特色が違います。IB高校を選ぶときに押さえておきたい5つのポイントをご紹介しましょう!

①授業での英語/日本語のバランス

IBのカリキュラムでは英語が重要ですが、すべてのIB高校が完全に英語で授業をしているわけではありません。一条校では日本語で授業をする学校もあるので、英語に自信がない生徒でも参加しやすいですよね。

一方インターナショナルスクールでは英語での授業がメインのため、やはりある程度の英語力が求められます。

子どもの英語レベルや学びたい授業を把握し、「どれくらい英語で授業しているIB高校が合っているか」を考えましょう。

②入試方法・受験対策

IB高校ごとに、入試の形式や選考基準が異なります。筆記試験だけでなく、面接や志望理由書が必要な学校も多く、人物面や将来の目標が見られることも。

また、

  • 帰国子女枠
  • 推薦入試
  • 国際バカロレア型の特別入試

など特別な受験枠を持っている学校もあるため、事前に出願条件やスケジュールを調べておきましょう!

過去問が非公開のケースも多いです。学校説明会に参加したり、IB専門の塾の個別相談を受けてみるのもおすすめですね。

③授業料など費用面

IB高校の学費は、インターナショナルスクールと一条校で大きく異なります。

インターでは年間100万円〜200万円以上が必要な場合も珍しくなく、寮費や教材費が別でかかることも。

一条校は公立・私立で差はありつつも、一般的な私立高校と同程度でIB教育を受けられるケースも多いです。

長期的にかかる学費を調べ、ムリのない範囲で選ぶことも大切ですね。

④卒業後の進路・進学実績

卒業生がどのような進路に進んでいるIB高校なのかも、しっかり確認しましょう。

  • 海外大学への進学実績があるか?
  • 国内大学へのIB入試枠があるか?

など、学校によって進学先は異なります。学校ホームページや説明会で、実際の進路データ・卒業生の声を確認するのがおすすめですね!

⑤学校ごとのサポート体制や学習環境

IB高校では勉強や課題の量が多く、苦しむ生徒も少なくありません。そのため、その学校がどんなサポートをしてくれるのかも大切なポイントですね。

  • 担任やIBコーディネーターによる個別サポート
  • チューター制度
  • 英語やレポート作成の支援

などがしっかりしている学校は、在校生の満足度も高いです。先生がどれくらい説明に乗ってくれるのか、フォロー体制を説明会でチェックしておきましょう。

IB高校選びで後悔しないために

「IB高校の特徴、国内認定校、選び方」について解説しました!
最後に、内容を簡単にまとめますね。

IB高校とは?まとめ

  • 探究力や国際感覚を育てる学校
  • 一条校とインターナショナルスクールで特徴が違う
  • 日本全国のIB認定校は年々増加!
  • 選ぶときは学費・進学実績・サポート体制をチェック
  • 卒業生の話を聞くのも大事!

「うちの子、IB高校に本当に向いてるのかな…」
「英語が苦手だけど、IB高校を検討して大丈夫?」
「インターと一条校、どっちがいいのかわからない…」

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