・IBって科目が多すぎて、何を選べばいいのかわからない…
・HLとSLってどう違うの?どっちを取るべき?
・国内外の大学受験に有利な組み方を知りたい!
IBの科目選びは、進路にも直結する大切なステップ。迷って当然ですし、不安にもなりますよね。
でもご安心ください。この記事を読めば、IB科目の全体像・自分に合ったIB科目の選び方・悩んだ時の相談先がしっかり理解できますよ!
この記事は、たくさんのIB生の進路指導してきた国際バカロレアアカデミーが執筆しています。
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Contents
H2:IB科目の選び方で後悔しないための3ステップ
まずはIBの科目選択で後悔しないための3つの判断ステップを紹介します。どの順番で考え、どう組み合わせればよいのかを知っておきましょう。
H3:Step1|志望進路から逆算して科目グループを見極める
まず、志望する大学・学部の入試要件を把握することが大切です。
理系志望であれば、数学・化学・物理・生物からHL科目を2つ必要な場合が多くあります。
一方、文系志望や帰国子女枠では、言語系(English AやJapanese A)や歴史・経済のHL選択が有利になる傾向ですので、ここを把握しておきましょう。
次に6つの科目グループ(言語/社会/数学/理科/芸術/Language acquisition)から、3科目をHL(Higher Level)、3科目をSL(Standard Level)で組み合わせ案を考えましょう。
HL/SLの判断は、自分の志望進路・得意・興味を照らし合わせて考えることが大切です!
どの科目をHL/SLにするかの判断は、次の項で解説しますね。
H3:Step2|HLとSLの違いを理解して選ぶ
HLは学習時間や難易度が高く、深い思考力や応用力も必要です。SLは基礎を大切にし、比較的負担が軽くなっています。
志望する進路に直結する科目はHLにするのが一般的ですが、英語力や得意・不得意も考慮して、無理のないバランスで選ぶことが重要です。
比較項目 | HL(Higher Level) | SL(Standard Level) |
---|---|---|
学習時間 | 約240時間 | 約150時間 |
難易度 | 高い(探究・応用が中心) | 基礎理解が中心 |
評価の傾向 | 記述・応用重視 | 明確な答えが重視されやすい |
大学評価 | 単位認定・入試評価に有利 | 一部大学では評価対象外もある |
自分の得意分野や進路に合わせて、3科目をHL、残りをSLで選びましょう。無理にHLを増やすとバランスよく学習できず、全体に悪影響が出るため要注意です。
H3:Step3|評価方法・時間配分を知り組み合わせを考える
IA(教科内評価)とFinal Exam(外部試験)の評価配分を把握し、それぞれにどれだけの学習時間を割り当てられるかを逆算して、科目を選ぶのも大切です。
多くの科目の配点は、IAが約 20~30 %、Final Examが70~80 %。HL科目ではIAの比率がやや高まり、IAだけで25 %前後に達する科目もあります(数学・理系科目など)。
授業時間もHLは約 240時間、SLは150時間と大きな差があるので、IAや試験の準備に割ける時間も変わりますね。
この配点と時間の違いを意識して、「得意で成績を伸ばしやすい科目はHL、苦手な科目はSL」という軸で選択しましょう。苦手克服と得点アップを両立でき、無理のない組み合わせができます。
H2:IBの科目グループ6つの特徴と注意点
IBでは、学ぶ内容や必要なスキルが科目ごとに大きく異なります。この違いを理解せずに科目選択をすると、想像以上に勉強が大変になるので要注意です。
科目は6つのグループで分かれています。各グループ内の科目ごとの性質や注意点を知り、後悔しない選択をする方法を紹介しましょう。
H3:Group 1・2(言語):英語力と母語力、どちらを活かすか?
「Group1(母語文系)」と「Group2(言語習得系)」は言語の科目です。
■Group1(母語文系)
- 自分の母語を使って、高度な読解力・批評力・文学分析力を育成する科目グループです。
- Language A:Literature ・ Language and LiteratureやJapanese Aなどがこのグループにあたり、母語や得意な言語を深く学びたい生徒に向いています。
- 文芸的な視点や表現力をしっかり鍛えられる点が特徴です。
■Group2(言語習得系)
- 第二言語の習得が目的の科目です。
- Language B(SL/HL)はある程度英語経験のある人向け、Ab initio(SLのみ)は初心者向けです。
- 日常・学術英語をバランスよく伸ばせます。
「文学作品の読解やエッセイ執筆などができる得意な言語=Group1」
「実用的な英語力を伸ばしたい=Group2」
こういった基準で、自分の言語力や進路希望も考えながら選ぶのがおすすめです。
ちなみに学校によっては、Language Aを二科目履修することでGroup2の履修を省略し、バイリンガルディプロマ(二言語で高度な学習ができたことを示す称号)として認定されることもありますよ。
科目ごとの特徴やHL/SLの違い、得点戦略などは、それぞれの専門記事をご参照ください。
H3:Group3・4(社会・理科):進路につながる分野の選び方
Group3(Individuals and Societies)とGroup4(Sciences)は、大学での専攻や将来のキャリアにつながりやすい科目です。興味関心だけでなく、「どの分野の知識が将来必要になるか」という点で選ぶと、モチベーションも高まります。
■Group3(Individuals and Societies)
- History・Geography・Economic・Philosophy・Psychology・ビジネスマネジメントといった人文・社会科学系の科目で、文系志望者に人気です。
- 国際関係や経済学を目指すならEconomicsやHistory、ビジネス系ならビジネスマネジメント、といった科目選択になります。
■Group4(Sciences)
- Biology・Chemistry・Physics・ESS(環境システムと社会)などの自然科学系科目です。
- 医療・理系志望者にはBiologyやChemistryが定番で、ESSは環境問題への関心がある生徒に選ばれています。
迷ったときは、「自分の進路で必要」かつ「得意分野になりそう」を基準に科目選択をするといいでしょう。
各科目について詳しく知りたければ、それぞれの科目についての記事を参考にしてください。
H3:Group5・6(数学・芸術):向き不向きが分かれる科目群
Group5(Mathematics)とGroup6(The Arts)は、生徒ごとの得意・不得意がはっきり分かれる科目グループです。
■Group5(Mathematics)
- Mathematics AA(解析・代数中心)とMathematics AI(データ・統計中心)の2科目があります。
- 抽象的・数学的な思考をするMath AAは理系志望者向きです。
- Math AIは文系でも取り組みやすく、経済・社会系にも活かしやすい内容になっています。
■Group6(The Arts)
- Visual Artsなどクリエイティブな科目が選択できます。
- 芸術大学を目指す生徒はもちろん、自己表現が得意だったり、座学以外で評価されたい人にもおすすめです。
なお、Group6は他グループの科目に変更が可能な場合もあるため、進路や得意分野に合わせて調整できます。
各科目の詳細な情報や攻略法は、下記の記事を参考にしてください。
H3:6つ目の科目の選び方
もしグループ6(芸術)が自分に合わないと感じるなら、無理に選ぶ必要はありません。
芸術の代わりに、グループ2〜5から6つ目の科目を選べるので、自分の強みや進路に合わせてカスタマイズが可能です。
たとえば、数学が得意で将来理系進学を考えているなら、Math AA(HL)とMath AI(SL)を組み合わせて履修できます。
社会系に関心がある生徒であれば、HistoryとEconomicsのダブル履修という選択も可能です。
得意分野で6つ目の選択をすれば、スコアアップと学習効率の両立が可能になりますね。
得意・不得意に合わせて、戦略的に科目を選びましょう。
H2:IB各科目のHL/SLを比較【難易度・負担感・スコアの取りやすさ】
IBではHLとSLを3科目ずつ履修しますが、科目によって負担感やスコアの取りやすさがかなり異なります。
ここでは、主要科目の難易度・HL/SLの違い・科目の組み合わせの工夫について解説します。
H3:主要科目の難易度・負担ランキング(HL/SL別)
生徒の声や合格率などをもとに、難易度と負担が重い/軽い科目を、HL・SLに分けてランキング形式で紹介します。
■ HL難易度・負担ランキング TOP5
順位 | 科目名 | 理由(負担ポイント) |
---|---|---|
1位 | 数学 AA HL | 抽象的 証明問題が多い 進度も速い |
2位 | 物理 HL | 数式の理解+実験考察 IAも重い |
3位 | 化学 HL | 有機化学やデータ分析の処理が複雑 |
4位 | 生物 HL | 暗記量が膨大 記述力も問われる |
5位 | 英語 A Literature HL | 文学作品の高度な読解と分析が求められる |
■ SL難易度・負担が軽めの科目 TOP5
順位 | 科目名 | 理由(取り組みやすい点) |
---|---|---|
1位 | ビジネスマネジメント SL | 実用的な内容でイメージしやすい IAで高得点を狙いやすい |
2位 | 心理学 SL | 身近なテーマで学びやすい 出題傾向も安定している |
3位 | ESS(環境システムと社会)SL | 理系と文系の中間で、負担が少ない |
4位 | 経済 SL | グラフ中心で暗記量が限られている |
5位 | 数学 AI SL | データ系中心 AAに比べて難易度が低い |
ここに自分の得意・不得意、興味、進路をあわせて考えます。
「HLは将来に直結する科目を1~2つ」「SLはスコアが安定しやすい科目を複数」というバランスで選ぶといいでしょう。
H3:PGやFinalスコアが取りやすい科目【平均スコア&合格率から見る注目科目】
IBの出願で重要なのが、成績予測(PG=Predicted Grade)です。
PGとは、IB最終試験前に学校の先生が提出する「見込み成績」で、海外大学や一部の国内大学の合否にかかわる重要な指標となります。
PG・Finalスコアともに高得点を狙いやすい科目を5つご紹介します。
■English A: Language and Literature(SL)
- 平均スコア4.87
- 読解とライティング中心で、評価軸が分かりやすい
- 英語圏以外の生徒でもスコアが安定しやすい科目
■Language ab initio(SL)
- スコア5前後の言語が多く、初心者向け語学科目
- 文法や単語の基礎を押さえれば、聞き取り・短文作成で高得点が狙いやすい
■Business Management(SL/HL)
- 平均スコア4.80(SL)、4.53(HL)
- 過去問分析やケーススタディで点が取りやすい
- 論理的思考が得意な生徒には特におすすめ
■Geography(HL)
- 平均スコア5.15で、安定したPGが期待できる
- 論述型でスコアの予測が立てやすい
■ESS(SL)
- 平均スコア:4.31
- 暗記や計算が苦手でも対応しやすい
自身の進路、得意・不得意、負担感と照らし合わせながら、確実にPGを上げられる選択をしましょう。
H2:IBのコア科目の選び方【TOK・EE・CAS】
IBのコア科目であるTOK(知の理論)・EE(課題論文)・CAS(課外活動)の選び方・取り組み方によって、スコアへの影響、大学出願時のアピールに差が生まれます。
それぞれのコア科目にどう向き合うべきか、科目選択との相性・進め方のコツも含めて解説しましょう。
H3:EEと他科目の関連性
EE(Extended Essay)は、IB生が自分でテーマを設定して調査・研究を行う、最大4,000語の論文課題です。
大学での論文執筆や研究活動の基礎になる課題で、テーマ選びがとても大切になります。
とくにHL科目と関連するテーマを選べば、その科目の授業で得た知識・リサーチスキルを活かせるため有利です。
- History / Economics HL → 歴史・社会・経済に関する調査型テーマ
- Biology / Chemistry / Physics HL → 実験が必要な科学探究テーマ
- Mathematics AA / AI HL → 統計や数学的モデルを使ったテーマ
EEはPGや最終スコアに影響するため、進路や得意科目と結びつけてテーマ設定するのがいいでしょう。
EEについて詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
H3:TOKの考察テーマと相性のいい科目とは
TOK(知の理論)は「知識とは何か?」「どのように知識を得るのか?」を問うて考える課題です。
TOKでもテーマ選びがありますが、EEと同じく科目と連携したテーマを選べるかがカギです。
- History(HL/SL):歴史の解釈をするTOKテーマと結びつく
- Economics / ビジネスマネジメント:道徳・公正・合理性を絡めるのでTOKと相性が良い
- Biology / Chemistry / Physics:科学実験・理論・証拠の関係を議論しやすい
- Visual Arts:芸術知識の性質や価値を論じるTOKテーマと相性がいい
「TOKとは何なのか?」やテーマ選びに迷ったら、こちらの記事を参考にしてください。
H3:CASは自分の得意分野を活かす選び方で十分
CASは、創造(Creativity)・運動(Activity)・奉仕(Service)の3分野で自発的な活動を行うプログラムです。
活動内容としては、あなたが得意だったり関心があったりするものを選びましょう。
好きな内容の活動なら継続して取り組みやすく、結果として評価が高くなるからです。
- 音楽が得意:企画・演奏・募金コンサートを主催する(Creativity+Service)
- スポーツが得意:小・中学生向けスポーツ教室を開催する(Activity+Service)
- 絵を描くのが得意:学校でアート展示を企画する(Creativity+Service)
3分野すべてを満たすことより、続けやすい活動を行うことを優先した方が、全体のバランスも取りやすくなります。
より詳しくCAS活動について知りたい方は、こちらの記事を読んでください。
H2:IBの科目選びの成功例・ありがちな失敗と対策
IBの科目を「なんとなく」で選んで後悔したり、想像していた以上の大変さで成績に影響が出たりすることも多いです。ここでは、IB受験生によくある科目選びの失敗パターンと、その回避策を紹介します。
H3:国内・海外大学受験で不利になる選択
大学受験を考えている生徒は、受験に必要な科目選択をすることが大切です。
大学受験で不利になりやすい科目選択の例を挙げます。
■求められるHL科目を履修していない
たとえば、イギリスやカナダの理系学部は 数学HL+理科HL を出願要件にしており、これを満たせないと出願そのものが拒否される場合も。十分チェックしましょう。
■文系科目をまったく選択していない
アメリカやイギリスの一部大学では、文系科目の履修がないと総合評価で不利になることがあります。
■志望分野に関連する科目がない
たとえば心理学専攻を希望しているのにPsychologyやBiologyを履修していないとなると、学習意欲や適性に疑問を持たれる可能性があります。
IB科目選びでやってはいけないのは、志望進路を考慮しない「なんとなく選び」です。大学で必要なHL科目を知り、PGや全体のスコアに配慮した科目選びをしましょう。
H3:科目の組み合わせ成功例・失敗例を知ろう
IBの科目選択は「目的・メリット・効率のバランス」がカギです。科目選びで参考になる、成功例と避けたい失敗例を整理しました。
■成功例
①理系・工学系志望の場合
英語A(SL)・経済(HL)・物理(HL)・数学AA(HL)・音楽(SL)という構成は、高度な数学・理科を中心に学びつつ、取り組みやすい音楽SLで負担を減らせます。最終スコアや大学合格につながりやすく、バランスの良い構成です。
②医学部を目指す医学志望のケース
化学(HL)、生物(HL)、数学AA(SL)という科目構成が定番で、医学進路に合致した組み合わせです。
■避けるべき失敗例
①HLを4科目選んだが挫折
IBではHLを4科目履修する構成を認めていますが、「大学受験上で明確な利点がない限り避けるべき」とされています。負担が大きいため、目的がない限りは履修しないようにしましょう。
②科目の相性を考えずに選択
得意科目だけを選択してスコアは良くなっても、EEやTOKテーマの執筆に時間が足りず、スコア全体が伸び悩んでしまうこともあります。
HLの取りすぎや目的に合わない科目構成はスコアが取りにくく、負担も大きいです。「志望分野に直結し、HLとSLの負担バランスがとれた構成」を目指しましょう。
H2:IB科目の選び方モデルケース【志望タイプ別】
ここまでで触れたように、志望進路や得意分野を考えてIB科目を考えるべきです。
よくある志望タイプ別に、どのような科目構成が選ばれやすいのかをご紹介します。
H3:国内大学(文系)を目指す生徒の選び方
国内の文系大学を目指すなら、英語と社会科目を中心に、得意科目をHLにしてバランスよく選びましょう。
日本の大学の多くでは科目の指定はなく、総合成績(IBスコア)さえ基準を満たせば出願できるケースが多いです。ですので、文系科目でしっかりとスコアを伸ばせる科目選びをしましょう。
- 英語(Language A または B)をHLにする
- HistoryやEconomicsをSLで選び、文系の基礎をカバー
- 苦手な数学は SL で選ぶか、得意な社会系や言語系でバランスをとる
このような選択をして、得意な科目をHLでしっかり伸ばすことがカギです。
H3:海外大学(理系)を目指す生徒の選び方
海外の理系大学を目指すなら、数学や理科のHL科目を中心に、英語はSLにする選択がベストです。
ヨーロッパや北アメリカの大学では、数学HLと理科HL(Physics・Chemistry・Biology)が要件とされることが多く、それらを満たさないと出願が認められないケースも。
またIB課程修了時の平均スコアやPGを重視する傾向もあります。
- 数学 AA(HL)
- 物理(HL)または生物/化学(HL)
- 英語(SL)
- Group3は一科目をSL(例:Economics や History)
- 6科目めはESSやVisual Artsなど負担の軽い科目
このような構成なら、HLの要件を満たしつつ、SL科目で安定したスコアをバランスよく取れます。
H3:英語が得意なバイリンガル生の選択例
2つの言語を話せるバイリンガル生は、「バイリンガルディプロマ」の取得を目指すといいでしょう。
これは国際的な言語能力を証明できるもので、大学受験や進学時の評価で強みになります。
IBの公式サイトでは、「The Linguist(語学が得意な生徒)」というモデルケースが紹介されています。母語としての二言語を深く学び、さらに3つ目の言語を初級から学ぶモデルケースです。
- Language Aを2つ選択(例:Japanese A HL と English A HL)
- 別の言語(例:アラビア語)をAb initio(初学者向け)で履修
このような構成で履修し、バイリンガルディプロマを目指します。
バイリンガル生は二言語でLanguage Aを活かしながら、TOK・EE・CASとも相性のいい科目選択をしていきましょう。
H2:IBの科目選びに迷ったときの相談先・サポート活用法
IBの科目選びに迷ったときは一人で悩まず、信頼できる人やサービスに相談をしましょう。主な相談先とそれぞれのメリットを紹介します。
H3:Pre‑IB段階で相談すべき相手
Pre-IB(DP開始前の準備段階)で科目に迷ったら、学校の信頼できる相談先に早めに相談しましょう。
特に海外進学を目指すなら、HL/SLのバランスや科目選びの方向性を早く決めておかなくてはいけません。実際に勉強する学校でのアドバイスは、あなたにとってとても役立つでしょう。
■IBコーディネーター/キャリアカウンセラー
「志望の大学・学部にどの科目構成が必要か」「SL/HLどちらが望ましいか」を相談できます。
■科目担当の先生
たとえば数学や理科のHL内容や必要なスキルについて、詳しい説明やアドバイスをしてくれる存在です。
■学校図書館の司書や学習サポート部門
論文の傾向やオンラインソースなど、EEやIA準備の支援をしてくれます。
Pre‑IBの段階で早めに相談すれば、自分に合った科目選びが明らかになり、進路への不安も軽くなります。
H3:科目選びに悩んだら利用すべき外部サポート
IBに詳しい専門家に相談するのもオススメです。
IBに詳しい学校外部の人なら、あなたに合った科目選択を客観的に分析してくれます。
サポート形態 | 得られる支援内容 | 誰に向いているか |
---|---|---|
IB専門塾・アカデミー | ・科目選びの戦略相 ・HL/SLレベル選定 ・進路に合った構成提案 | ・個別で相談したい人 ・志望大学が決まっている人 |
オンライン個別相談 | ・全国どこからでも対応 ・IB卒業生や教員によるアドバイス | ・地方在住 ・生徒自身が主体的に相談したい ・自分専属の先生に相談したい |
IB経験者・卒業生 | 現場の学習体験談や実例に基づく、リアルな科目選びのアドバイス | ・実際の経験を知りたい ・先輩の話を参考にしたい人 |
たとえばIB専門塾の「国際バカロレアアカデミー」では、IBにとても詳しいアドバイザーが「進路に合った科目選択」「HL/SLの選び方」「学習の始め方」などをアドバイスしてくれます。オンラインで全国どこからでも相談できるのも嬉しいポイントですね。
科目選択で悩んでいるなら、まずは無料相談でヒントをもらいましょう。無料相談後に入会するかどうかは自由なので、まずは気軽に相談してみてください。
H3:経験者の声を聞く|実際の選択判断とその後
IBを卒業した国際バカロレアアカデミーの先生に、科目選択と進路の関係についてインタビューをしました!
◼︎ 国内で文系・理系志望の卒業生
どのような基準でHLやSLを決めましたか?
理系を目指していたので、Math AA HLとPhysics HL、Chemistry HLを中心に組みました。文系科目としてビジネスマネジメントのSLも入れました。
この科目選択は大学でも活きましたか?
はい!理系科目がHLだったので専門分野の授業にすぐ理解でき、とても安心感がありました。
◼︎ 海外大学(カナダ/ウォータールー大学)へ進学した卒業生
文系と理系のバランスはどう組みましたか?
English A HL・Biology HL・Chemistry HLを私は選びました。SLは Frenchと Psychology、それにMath SLです。理系志望でしたが、国際学習としてLanguage Aにも頑張りましたね。
海外での学びには合っていましたか?
はい。BiologyやChemistryをHLでとっていたので、大学の講義もすぐ理解できました。英語もHLだったおかげで、論文執筆や講義の理解に困りませんでしたよ。
自分の得意科目や進路を決めてHL科目を組めれば、進学後にとても役立つ基礎がしあがるということですね。
H2:IBの科目は全体像や進路を明らかにして選ぼう
「IBの科目選びで失敗しないための考え方と選択方法」を解説しました!
- 自分の得意・不得意や進路をもとに、HLとSLを組み合わせることが大切
- 各科目グループの特徴を理解しておこう
- コア科目(EE・TOK・CAS)も含めた全体設計をすれば、学習の軸がぶれにくくなる
- 成績の取りやすさや時間配分など「リアルな負担感」も考えて選ぶと後悔しない
- 迷ったら、早めに信頼できる人やサービスに相談しよう
・IBの科目をどう組めば、将来の進路に有利かわからない…
・英語が得意だけど、どの科目で活かせるのか自信がない
・そもそも自分にIBが合っているのかな?
そんな方は、「国際バカロレアアカデミー」の無料個別相談で、経験豊かな先生と一緒に方向性を見つけましょう!