初心者でもIBCPが理解できる!学びと進路がわかる完全ガイド

・IBCPって何?

・DPとどう違うの?

・日本でも学べる学校はあるの?

IBCPに詳しくない保護者にとって、しくみや進路がわかりづらいですよね。

この記事では、IBCPの特徴・学びの内容・向いている生徒のタイプ・学校の選び方まで、初心者にもわかるように丁寧に解説します。

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IBCPを初心者にもわかるように解説

IBCPは「将来の仕事につながる学び」を、高校生のうちに実践する教育制度です。

まずIBCPの基本的なしくみと特徴、IBDPとの違い、そして学習内容について説明しましょう。

CP(キャリア関連プログラム)は学びと仕事をつなげる実践プログラム

IBのCP(Career-related Programme = キャリア関連プログラム)は、「学校で学ぶ知識」と「実際の仕事」を結びつける、実践型のプログラムです。

科目の知識と仕事をつなげることで、社会で必要な力を学校で育てられます。

  • 科目の知識:経済学・数学・英語 など
  • 仕事の授業:マーケティング・会計・起業実習・IT技術 など

こうして学びと仕事を結びつけ、実践を通じて問題発見・解決・チームで働く力などが鍛えられるしくみです。

IBDPとIBCPの違いは「学問重視」か「実践重視」か

IBDP(ディプロマ・プログラム = 高校レベルの教育課程)とIBCPの大きな違いは、「学問重視」か「実践重視」かの方向性にあります。

■IBDP

6教科を幅広く学び、理論や研究能力を深めることが中心です。

外部試験や論文で評価されます。

■IBCP

学問科目は最低2つだけの履修で、中心になるのは「キャリアにつながる実務的な学び」です。

ビジネススキル・IT・社会貢献などを選べる学校もあります。

IBDPは「学問的な深さ」を追求したい人向け、IBCPは「ビジネスと学問の組み合わせ」を求める人向けといえます。

IBCPの学習は「DP科目・コア・キャリア関連」の3つ

IBCPの学習は、次の3つのジャンルに分かれています。

① DP科目

② コア科目

③ キャリア関連学習

これら3つを組み合わせることで、学問的な基礎力と実践力をバランスよく育てられる設計です。

■ DP科目

理科・数学・言語・社会など、DPで学ぶ科目を最低2科目学びます。

科目の学習を通して、思考力・分析力・論理的な読み書き力を鍛えることが目的です。

■ コア科目

後に説明する4つの要素を学ぶことで、学問・実践・人間力を鍛える学びを行います。

■ キャリア関連学習

生徒の興味・将来の希望に合う分野を選び、実務に近い授業やプロジェクトに取り組む学習です。

例えば「ビジネス」「IT」「ホスピタリティ」などをテーマに、企業訪問・インターン・プロジェクト演習などで実社会とのつながりを学びます。

このようにIBCPは、学問+実践で将来につながる力を身につけられる学びです。

IBCPで身につくスキル

ここまで説明した通り、IBCPは「社会で役立つ力を身につけること」を目的としています。

ここではIBCPで身につく「社会とのつながり」「学問の基礎力」「人間力・英語力」について紹介しましょう。

学校授業×実践学習で身につく「社会とつながる力」

CPの授業と実践学習で身につく「社会とつながる力」は、教科の知識をビジネスで活かす力です。

授業と実践を組み合わせて「教室外で起きる問題」に触れることで、課題解決力やコミュニケーション力が育てられます。

たとえばCPの実践学習であるコア科目に、「Service Learning(地域活動)」があります。

ここでは授業で学んだ知識や方法を活かし、地域の課題を生徒が見つけ、ボランティアやプロジェクト運営を行って貢献します。

50時間以上の活動を通して、他の人と協力したり実践的な考え方を身につけたりする訓練です。

こうした経験により、学びと社会をつなぐ力を自然に身につけられます。

DP科目で育つ「学問の基礎力」

DP科目の勉強で学問の基礎力がアップするため、大学以降の学びの土台を固められます。

6つのDP科目から2つ選び、実践と知識をバランスよく習得しましょう。

6つのDP科目

  • Studies in Language and Literature(言語と文学)
  • Language Acquisition(第二言語習得)
  • Individuals and Societies(人文・社会科学)
  • Sciences(理科系)
  • Mathematics(数学)
  • The Arts(芸術・表現)

DP科目で得られる学問の基礎力は、大学での学習や研究に欠かせないものになります。

4つのコア科目で伸びる「人間力と英語力」

IBCPには「人間力と英語力」を伸ばす4つのコア科目があります。

これらにより、将来仕事や社会で必要とされる力を育てることが可能です。

4つのコア科目

Personal & Professional Skills(PPS)

自己管理力・協調力・倫理観などを学びます。

自分自身を正し、人とやりとりをしながら課題に取り組む科目です。

Reflective Project(振り返り研究)

キャリアに関連したテーマを元に、自分で調べ・考え・まとめます。

批判的思考・研究力・表現力などを鍛えられる課題です。

Community Engagement(地域活動)

地域社会と関わる活動に参加し、共感力・実行力・責任感などを伸ばします。

教室を飛び出して「社会との関わり」を体験しましょう。

Language & Cultural Studies(言語・文化学習)

第二言語や異文化について学びます。

異なる言語と文化を理解し、英語力や対話力を伸ばせる構成です。

これら4つのコア科目を通して、人との関わり方・自分の考えを伝える力・広い英語力を身につけていきます。

IBCPが向いているか判断する3つのポイント

お子様の性格・将来の目標によって、IBCPへの向き不向きが出てきます。

お子様にIBCPが合っているかを見極めるためのポイントを紹介しましょう。

学び方を重視するプログラムの選び方

「どの学び方がお子様に合っているか?」を軸にプログラムを選ぶのかが、一つの方法です。

ここまで解説した通り、DPとCPでは次のような学び方の違いがあります。

DP:いろんな科目を深く学び、研究や理論的思考を伸ばすことが中心

CP:学問と実践のバランスを取りながら、将来の職業に直結する体験を取り入れる

たとえば理論中心の授業に力を入れたい生徒には、DPがベストです。

・教科で学んだことを社会で使いたい!

・仕事に近い体験がしたい!

このように考える生徒には、CPが向いているでしょう。

学び方の違いを理解すれば、お子様に合う教育プログラムがより明確になります。

希望の進路にCPが合っているか

大学進学や就職先の希望と、CPの特色が一致しているかもチェックしましょう。

CPは大学進学だけでなく、インターンシップや職業への道も視野に入れた設計です。

たとえば将来的に起業・営業職・企画などを目指す生徒は、CPでビジネス系科目を選び、企業連携プロジェクトに参加できます。

こうした実践経験が、就職や専門分野の選択に直結しやすくなりますね。

学問重視の研究職が希望進路ならDPが向いていますが、「将来に向けた実務経験も積みたい」ならCPが合っているでしょう。

お子様の性格タイプがCPに合っているか

お子様の性格タイプがCPに合っているかを判断することも大切です。

CPでは主体性や対応力などが必要なため、自分から積極的に学べる性格のほうが合っています。

  • 自分で課題を見つけて取り組む
  • 学校の外で活動する
  • 人前で意見を言う

こういったことに抵抗がない生徒は、CPの学びになじみやすい性格でしょう。

「教科書を読み込む」「静かに黙々と勉強して成績を出す」というタイプは、DPの方が負担が少ないです。

お子様の性格タイプとCPの学習スタイルを照らし合わせ、ムリなく学習できるか考えましょう。

IBCPを修了した後の進路例

CPを修了した生徒には、大学進学・専門学校・海外キャリアコースなど、幅広い選択肢があります。

ここではCP修了後にどんな進路があるのかを紹介します。

H3:国内外の大学への進学

CP修了後の進路として、国内外の大学進学が選択肢の一つです。

IB公式サイトによると、CPを含めたIB修了生の受け入れは4,500校以上の大学であります。

■国内外大学への合格・進学実績があるIB校例

学校対象年度国内進学海外進学
東京都立国際高等学校
(IBコースあり)
2023年度・国公立:21人
・私立:125人
111人 合格
広尾学園(本校)2024年度351人 合格203人 合格
東京学芸大学附属国際中等教育学校2024年度・国公立:19人
・早慶上理:68人
・GMARCH:72人
16人 合格

大学受験のための「学ぶ内容・実践経験・国際的な認知」がIBCPには揃っており、大学進学の道がひらけます。

資格と実践力を活かしたキャリア形成

IBCPの資格と実践力は、将来のキャリア形成において大きな武器になります。

実社会での学び・人間関係・語学・倫理を育てるコア科目を組み込んでいるので、「仕事で使えるスキル」として評価されるからです。

CPプログラムで「企業連携のプロジェクト」や「地域活動+語学コミュニケーション」を体験した生徒が、大学や就職先で「実務対応力」「国際理解力」がある点を評価された例もあります。

IBCPを修了することで、「実践で使える力」や「国際社会で通用するスキル」を備えたキャリア実現が可能になるのです。

日本でIBCPを学べる学校と選び方のコツ

日本でIBCPを導入している学校は、近年少しずつ増えています。

ただし学校によって、学べるキャリア分野・サポート内容・授業料などが大きく異なるため、事前の比較が大切です。

ここではIBCPを学べる学校の特徴と、後悔しないための選び方のコツを紹介します。

カリキュラム・サポート・進路実績を参考にした学校選び

IB校選びで、「カリキュラム・サポート・進路実績」のチェックはとても重要です。

同じプログラム名でも、学校によって次の内容が大きく異なります。

  • どんな科目が選べるか
  • 英語・実践経験をどれだけサポートしてくれるか
  • 卒業生がどのように進学・就職しているか

カリキュラム・サポート体制・進路実績を自分の目で確認できる学校を選ぶことで、CPの「将来につながる選択肢」を得られます。

授業料・奨学金・出願条件の基礎知識

各IB校の「授業料・奨学金・出願条件」も重要なチェックポイントです。

必要な経費や条件を事前に知っておき、手続きや準備を不安なく進めましょう。

■学費と奨学金

年額で約150万円〜300万円程度 の授業料の学校が多いです。

奨学金や学費減免制度を設けている学校もあります。

■出願条件

成績(例:中学校の成績や英語能力)・面接・志望動機の提出などが求められることが多いです。

何が条件になっているかを知っておくと、それらを満たすための準備ができるようになります。

「授業料・奨学金・出願条件」を理解しておくことで、安心して選択できる環境を整えられます。

説明会・体験授業への参加

学校説明会や体験授業への参加も検討しましょう。

実際の授業や学校の雰囲気を、自分の目で確かめることは大切です。

・どんな学び方をしているんだろう?

・サポート体制が整っているのかな?

・学校の雰囲気が自分に合うかな?

こういった生の情報を手に入れられるからです。

説明会・体験授業はただの見学ではなく、「この学校で本当に学び続けられそうか」を見極める貴重なチャンスになります。

IBCPは未来の選択肢を広げるプログラム

この記事ではIBCPの基礎・学校選びのコツを解説しました。

  • IB CPは社会や仕事とつながる実践的なプログラム
  • DPとの違いを理解し、自分の進路や性格に合うかを見極めよう
  • カリキュラム・進路実績・サポート体制を比較して学校を選ぶ
  • 授業料や奨学金、体験授業の情報を事前に調べておく

・英語に自信がないけどIBCPは学べる?

・国内大学にも進学できるの?

・子どもにCPが合っているか知りたい…


そんな不安を感じた方は、国際バカロレアアカデミーの個別相談がおすすめです。

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