IB利用の大学受験で失敗しない方法を徹底解説|国公立・私立・海外大学の違いも

・IBを利用する大学受験ってどう進めればいいの?

・どんな入試制度があるの?

・国内と海外の大学、どっちに進むべき?


IBを活用した受験は制度が複雑なので、こんな不安がつきものです。

保護者の方も「何をサポートしたらいいのか分からない…」と感じてしまいますよね。

この記事では、IB入試の基本、大学の選び方、必要書類、面接・小論文のポイント、保護者ができるサポート方法まで、丁寧に解説します。

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IBでの大学受験の基本

一般的な試験方式とIB入試は大きく異なり、学力以外に思考力・探究力も評価されます。

まずはIB入試のしくみや評価方法、そして他の入試との違いを見ていきましょう。

IB入試の基本構造と評価基準

IBを活用した入試では、高校生活のうち2年間で積み上げた学びの成果を、「点数+活動+思考力」で評価されます。

① 選んだ6教科を、それぞれ最大7点で評価(6教科×7点=最大42点)

② 「TOK(知の理論)」や「EE(課題論文)」の2科目が加算(最大3点)

この45点満点で評価されるしくみです。

またHL/SLといったレベルの条件や、CAS(校外活動)の参加実績も求められます。

IBを活用する受験では、点数だけでなく「どの教科をどのレベルで履修したか」「日々の学習や探究活動にどう取り組んだか」も大切です。

IB入試が採用される背景

IB入試が多くの大学で採用されてきているのは、「将来グローバルに活躍できる人材を育てたい」という社会のニーズが大きくなってきたためです。

情報が多い現代のグローバル社会では、答えがすぐ出る問題ばかりではありません。

そのため自分で課題を探し、調べ、考える姿勢が大切とされているので、大学もそのような人材を必要としているのです。

IB校では「授業で課題を見つけて調査・発表した実績により、優れた思考力があると大学側から評価され合格した」という例が多くあります。

IB入試で自主性のある生徒を選びたいと、多くの大学が考えているのです。

帰国生入試・総合型選抜とのちがい

IB入試に似た入試制度として、帰国生入試や総合型選抜と呼ばれるものがあります。

これら入試制度の特徴と、IB入試との違いをおさらいしましょう。

■帰国生入試

海外在住・海外学校在籍経験を持つ生徒が対象になります。

「海外での学び・英語力・国際感覚」を評価する試験方式です。

TOEFLなど英語外部試験が出願条件になる例があります。

■総合型選抜(旧:AO入試)

成績・小論文・面接・活動実績など、多面的な能力で評価する方式です。

IB履修や海外経験がなくても受験できます。

3つの入試それぞれの特徴は、次のようになります。

  • IB入試:IBスコア+探究活動
  • 帰国生入試:海外経験+英語力
  • 総合型選抜:成績+小論文・面接・活動実績

志望校を選ぶ際には、どの方式が自分に合っているかを確認しましょう。

IB入試の流れを4ステップで解説

IB入試は「なんとなく難しそう」に見えますが、やるべき流れが決まっています。

その流れを4つのステップに分け、いつ・何を準備すればいいのかを説明しましょう。

STEP1|大学選びのポイント

大学を選ぶ際、注目してほしいポイントをお伝えします。

ポイント①:学びたいこと・学び方との相性

大前提として、どんな分野を学びたいのかが決まれば、志望校選びがグッと具体的になります。

またIBではディスカッション・探究型学習・プレゼンなどの機会が多いので、引き続き似た環境で授業をする大学を選ぶと、力を発揮しやすいでしょう。 

ポイント②:自分のIBスコア・履修科目が合致しているか

出願条件として「IBスコア○点以上」「特定のIB科目を履修していること」などが求められる大学もあります。

理系学部では「数学HL」「物理HL」などが履修条件の場合もあるので、募集要項を取り寄せたりダウンロードしたりし、その科目を選んでいるか確認しましょう。

ポイント③:出願形式・募集要項・日程がムリなく準備できるか

出願要件・スコア提出・志望理由書・面接など、一般入試と異なる手続きがあります。

受付期間や資料提出の〆切なども早いことも多いので、スケジュールに余裕があるかを確認しておくことが安心です。

このように「学び方・自分のレベル・出願条件」を基準に志望校を絞っておけば、慌てずに準備を進められます。

STEP2|必要書類とスコア(Final・Predicted Grade)を準備

出願条件の確認後、出願に必要な提出物を準備しましょう。

「提出書類」と「スコア」という2つが必要です。

■ 提出書類

IBの成績証明・志望理由書などを指します。

所属している学校と連携し、書類の準備を進めましょう。

■ スコア

所属校での最終成績であるFinal Score、最終試験の前に学校が予測するPredicted Grade(PG・予測成績)のことです。

どちらのスコアが必要か、学校と相談しながら進めていきましょう。

どちらも時間的に余裕をもって準備しておけば、出願直前に慌てずにすみます。

Predicted Gradeについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

STEP3|面接や小論文で評価されるポイント

面接や小論文に向けて、自分の考えを相手に伝える準備をしておきましょう。

・高校生活で学んだことはなんですか?

・なぜそれを選んだのですか?

・あなたはどのように行動しましたか?

このような質問が、テーマとして出されます。

ですので高校生活で学んだことや活動を整理しておき、そこで身についた力や考えを言えるようにしておきましょう。

学力以上に「自分の学びや経験を言葉にできるか」が合格のポイントといえます。

STEP4|合格発表から入学手続きまでの流れ

無事に合格したら、「書類手続き」「入学準備」「最終確認」の3段階で進めましょう。

①書類手続き
指定書類(入学意思確認書や学費納付証明など)を期日までに提出します。

多くの学校ではFinal Scoreの提出を条件にしており、提出が遅れると合格が取り消される場合もあるので注意しましょう。
②入学準備
入学前講座やオリエンテーション、住居・生活用品の手配といった準備を進めます。

遠方からの進学なら、寮の申し込みや引越しに着手しておくと安心です。
③最終確認
入学直前に「履修登録」「学生証発行」「学費口座振替設定」などの最終チェックを行います。

この流れで新生活の準備を整えましょう。

IB入試を実施している国内大学をタイプ別に紹介

国公立・私立どちらの大学でも、IB入試の導入が広がっています。

代表的な大学をタイプ別に整理しましたので、参考にしてください。

国公立大学の代表例

IB入試を実施している国公立大学の代表例を整理しました。

※各大学の詳細は年度・学部により変更されるため、最新の募集要項をご確認ください。

大学名対象学部・実施時期などポイント
筑波大学・全学部
・7月/10月募集
試験の時期が分かれているので、準備期間を合わせやすい。
東京外国語大学・全学部
・11〜12月募集
・帰国生枠と併設。
・英語力・グローバル経験重視。
岡山大学医学科ほか医学部など難関学部でもIB枠が拡充。
広島大学文系・教育系学部出願条件が明記されており、履修科目要件がチェックしやすい。

私立大学の代表例

IB受験可能な私立大学の例も見てみましょう。

※各大学の詳細は年度・学部により変更されるため、最新の募集要項をご確認ください。

大学名対象学部・実施時期などポイント
上智大学・国際教養学部・理工学部など
・4〜10月募集(学部によって異なる)
書類+面接・小論文形式が多い。
慶應義塾大学・法学部・経済学部・総合政策学部など
・11・12月募集
英語力と探究型学びを重視する学部が対象。
早稲田大学・全学部
・4〜10月募集(学部によって異なる)
IB生の受験実績が豊富。


総合型選抜にIBを活用する私立大学が多く、スコアだけでなくエッセイや面談を重視する傾向があります。

志望する大学の要項をよく確認しましょう。

IBスコアを活かせる海外大学例

海外大学ではIB入試は一般的になっています。

その中で有名な大学の例を見てみましょう。

大学名/国対象学部・実施時期などポイント
University of Cambridge
(イギリス)
・各学部
・通常9月入学(出願は前年10-11月)
IBスコア38〜40点が出願目安とされることが多い。
Stanford University
(アメリカ)
・各学部
・出願時期11〜1月(年度により異なる)
IBスコア40点以上の実例あり。
National University of Singapore
(シンガポール)
・各学部
・出願時期10〜12月
英語科目履修が必須。

IBスコアの目安は、大学・学部・国によって大きく異なります。

また出願書類・試験形式・難易度も異なるため、よく調べて準備をしましょう。

保護者ができるIB大学受験サポートのコツ

保護者様のサポートがあれば、IB受験の準備がよりスムーズになります。

ムリなくできるサポート方法を紹介しますので、参考にしてください。

IB生の忙しさを理解しよう

「IB生のやることはとても多いため、家庭でのサポートは必要」ということを認識しておきましょう。

次のような活動に取り組むため、大変なスケジュールをIB生は過ごすことになります。

IB生が取り組む学習・活動

  • 選択した6教科の授業・予習・復習
  • HL(Higher Level)科目の難易度が高い学習
  • IA(Internal Assessment = 各科目のレポートなどの課題)
  • EE(Extended Essay = 自分で調査・研究をする約4,000字の論文)
  • TOK(Theory of Knowledge = 知識とは何かを問う授業・エッセイ・プレゼン)
  • CAS(Creativity, Activity, Service=創造的活動/運動・スポーツ/社会奉仕活動)

IB生は日々の生活が圧迫されがちだということを、保護者様も理解しておきましょう。

学校や担任との情報共有でミス防止

保護者様と学校・先生が連携を取れれば、ミスなく受験準備に取りかかれます。

上で解説した通り、IBの科目・提出物・スケジュールが多岐にわたるため、ご家庭だけで把握しきるのは大変だからです。

次のような連携を、お子様・保護者様・学校と進めましょう。

  • 担任・コーディネーターとの定期面談を設定(学期初め・中間・受験直前)
  • 提出物・予備試験・面接・小論文の日程などを共有するためのカレンダー作成
  • 学校からのお知らせを確認した後、お子様が理解しているか確認・質問する

過干渉は逆効果になりますが、こうした情報共有をご家庭で行うことが、ミス防止やお子様のメンタルサポートにつながります。

IB大学受験を理解すれば、進路の選択肢が広がる

IBを活用した大学受験の基本・流れ・サポート法を整理しました。

  • 学び方・出願方式・評価基準の特徴を理解することが大切
  • 志望校選びでは「自分がどう学びたいか」「出願条件に合っているか」「スケジュールに無理がないか」の3つに注目
  • 「募集要項と自分の履修・成績が一致しているか」「提出書類とスコアを前もって準備する」が安心につながる
  • 面接・小論文などでは、学習したことや経験を自分の言葉で伝えられるかが大きな差になる
  • 国公立・私立・海外大学とIBを活用できる選択肢があるため、スコア・学部・募集方式を比較しながら準備を進める
  • IB生の忙しさを理解し、担任との情報共有を密に行ってサポート

・この勉強方法で本当に大丈夫かな?
・志望校の出願条件がよくわからない…
・IBスコアや活動の進め方について教えてほしい!

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