国際バカロレア認定校の学費は高い?支援制度で負担を減らす方法を解説

・国際バカロレアは学費が高すぎて無理かも…
・公立と私立で数百万円違うって本当?
・活用できる補助金の詳細を知りたい!
国際バカロレア認定校とは、自ら学び・考える「自立した人間力」を育てつつ、国内外の大学進学も目指せる、グローバルな教育を行う学校です。
通常の教育と大きく異なるため、費用と効果に関する悩みは尽きないですよね。
この記事では、国際バカロレア認定校の学費のしくみ・支援制度・エリアごとの違いについて解説します。
国際バカロレアの専門塾であるIBアカデミーでは、世界トップレベルの国際バカロレア卒業生が個別指導をしています。
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目次
国際バカロレア認定校の学費はどれくらい?
学費が高いイメージの国際バカロレア認定校ですが、実際の費用は学校の種類によって大きく異なります。
まず学費の内訳や、なぜ学校の種類で費用に差が出るのかを把握しましょう。
学費の主な内訳【授業料・入学金・施設費・試験料など】
国際バカロレア認定校の費用をチェックするときは、授業料以外の費用も確認しましょう。
一般的な学校の費用とは別に、国際バカロレア独自のコストがかかるからです。
- 入学金
- 施設設備費
- 最終試験料
- 専門教材の費用
- サマースクール・研修旅行の積立金
これらをすべて合計すると、最初に想定していた金額より高くなることもあります。
表面的な授業料だけでなく、卒業までにかかる総額で判断しましょう。
年間・3年間の総額の目安
学費の計画を立てるときは、3年間の総額で見積もることも重要です。
国際バカロレアの最終試験費用は為替の影響を受けやすく、海外研修など大きな出費のタイミングが重なることもあります。
後ほど詳しく解説しますが、おおよその3年間の総額は次の通りです。
公立校:数十万円程度
私立校:300万〜500万円程度
インターナショナルスクール:800万円以上
入学後に慌てないためにも、卒業までのトータルコストを把握し、無理のない選択をしましょう。
国際バカロレア認定校の学費が高くなる主な理由【専門教員・国際基準維持など】
国際バカロレア認定校の学費には、質の高い教育環境を維持するために費用がかかっている側面があります。
- 特別なトレーニングを受けた専門の先生を確保
- 生徒一人ひとりとしっかり話すための少人数クラスを編成
- 最新の指導スキルを磨くための研修費用
- 国際バカロレア認定維持のために支払う登録料
こういった費用が運営コストとして発生しているのです。
世界基準の教育レベルを継続するための、理由のある金額だと知っておきましょう。
国際バカロレア認定校の学費比較3パターン
上でも触れたように、公立・私立・インターナショナルスクールのどれであるかによって、学費が大きく変わります。
それぞれの学校タイプの学費相場と特徴を整理して比較しましょう。
3年間総額で見る学校タイプ別比較表
下の表は、3年間の費用総額を公立・私立・インターナショナルスクールに分けて比較したものです。
まずはどれくらいの費用感なのか、全体を確認しましょう。
| 学校タイプ | 授業料の目安(3年間) | その他の費用 | 3年間総額の目安 |
|---|---|---|---|
| 公立の国際バカロレア認定校 | 約35万円 (支援金で実質無料も) | 約50万〜80万円 (教材費・海外研修積立など) | 約80万〜120万円 |
| 私立の国際バカロレア認定校 | 約300万〜450万円 | 約100万〜150万 (施設費・研修費など) | 約400万〜600万円 |
| インターナショナルスクール | 約750万〜900万円 | 約150万〜300万円 (施設維持費・寄付金など) | 約900万〜1,200万円 |
※金額はあくまで目安です。為替レートや学校ごとの設定により変動します。
「安いからダメ」「高いから良い」ではなく、その金額に見合った環境やサービスを検討することが大切です。
公立国際バカロレア認定校の学費相場と特徴

できるだけ費用を抑えて国際バカロレアを受けたい!
このようなご家庭にとって、最も向いているのが公立の認定校です。
授業料は一般的な公立高校と同じ基準で設定されています。

また後ほど詳しく説明しますが、国の「高等学校等就学支援金」を適用すれば実質無料です。
ただし、完全に無料ではない点には注意しましょう。
- 英語の専門教材費
- 試験費用
- 海外研修の積立金
学校によって金額は異なりますが、こういった費用はかかります。
これらを合わせると、年間で20万〜40万円程度の負担となるケースが一般的です。
私立国際バカロレア認定校の学費相場と特徴
私立の国際バカロレア認定校は、設備やサポート体制が充実しているため、公立より費用が高いです。
学費の相場は年間100万〜200万円程度ですが、インターナショナルスクールよりは費用を抑えつつ、ハイクオリティな教育が受けられます。
- ネイティブの先生による少人数での英語授業
- 最新のICT環境
- 海外大学進学への丁寧な進路指導
このような対応・環境が金額に含まれていると考えましょう。
選択肢を広げるための環境と安心感と考えれば、検討する価値がある選択肢です。
インターナショナルスクールの学費相場と特徴
3つのタイプの中で最も学費が高額になるのが、インターナショナルスクールです。
年間の授業料だけで200万〜300万円、人気のある都心の学校では400万円近くになることも珍しくありません。
- 海外から経験豊富な先生を招くための人件費
- 外国と同じ教育環境を整えるための維持費
- スクールバス代やランチ代
- 学校の建物を維持するための施設費
このような費用が毎年かかるケースが多く、3年間で総額1,000万円を超えることもあります。
英語環境や海外進学という明確な目的と、そのための予算があるご家庭向けの選択肢です。
国際バカロレア認定校の学費を決める4つの要素
上でも少し触れましたが、場所や設備の充実度などで費用が大きく変わります。
金額の差が出る4つの要素を紹介するので、学校選びの参考にしましょう。
学校所在地と物価差【都市部と地方の比較】
学校がどこにあるかによっても、学費は変わります。
地域によって家賃や物価が違うように、学校の運営にかかるお金も、都市部か地方かによって大きく変わるのです。
たとえば東京の港区・渋谷区のインターナショナルスクールの場合、年間の授業料だけで250万円から400万円近くになるケースもあります。
一方で仙台や沖縄など地方の学校では、同じようなカリキュラムでも年間100万〜200万円以内に収まることも多いです。

先生の給料や生活コストも地域差があるため、結果として学費に差が出るのです。
学校の所在地確認も、重要な節約ポイントになります。
教育環境と設備投資【寮・ICT環境・留学連携など】
施設や環境がどれくらい充実しているかも、学費が変わるポイントです。
特に寮がある学校、最新のパソコン・タブレットを一人一台使う学校では、その維持費が学費に上乗せされます。

全寮制の学校を選ぶと、部屋代・食事代・スタッフの人件費などがかかり、年間で100万円以上高くなることも珍しくありません。
また海外大学と提携して留学しやすい環境の学校も、ネットワーク維持費用がかかります。
その学校の環境や設備が、本当にお子様に必要かどうかを考えましょう。
教育言語とサポート体制
授業で使う言語やサポートの手厚さも学費に関係します。
特に、全ての授業を英語で行う学校や、英語が苦手な生徒の補習クラス(ESL)がある学校は、費用が高くなる傾向です。
これは、海外から経験豊富なネイティブの先生を招いたり、一人ひとりを手厚くサポートするために先生の数を増やしたりする必要があるからといえます。

学校の授業だけで英語が話せるようになるから、高い英語塾に通う必要がないかも!
このようにも考えられるので、結果としてコストパフォーマンスが良い場合もあるのです。
通学・教材・検定などの隠れコスト
授業料以外にも、隠れた費用があることを知っておきましょう。
■授業で使うノートパソコン
自分で用意する必要があることが多く、10万円以上の出費になることもあります。
■最終試験の受験料
ドル建てになることが多いため、円安の影響で10万円近くかかるケースもあります。
■スクールバス代・電車代
家から遠い学校に通う場合、結構な金額が毎月かかります。
細かい出費も積み重なると大きな金額になるため、余裕を持って見積もっておくのが安心です。
国際バカロレア認定校の学費に見合う価値
「これだけのお金を払って元は取れるの?」という不安は、どのご家庭にもあるものです。
ここでは、金額以上の価値があるのかを判断するために、国際バカロレア教育の成果やメリットについて解説します。
国際バカロレア教育で得られるスキル・進学実績・思考力
国際バカロレア教育で身につくのは、教科書の知識だけではありません。
「答えのない問題に対して、自分で考え、解決する力」が育つのも魅力の一つです。
国際バカロレアの授業では、自分でテーマを決めて調べたり、英語で議論したりする機会がたくさんあります。
この経験は、大学での学習や、社会に出てからも役立つスキルです。
また、大学受験においても大きな武器になります。
海外大学への出願はもちろん、日本の国公立や有名私立大学でも、国際バカロレア生優遇の入試枠が増えています。
学費はかかりますが、子どもの選択肢を世界レベルで広げるためのチャンスを手に入れられるのです。
国際バカロレア教育の効果を最大化してくれる3条件
国際バカロレア教育のメリットや効果を最大限引き出すためには、本人・ご家庭・学校それぞれの条件が噛み合っていることが重要です。
①本人の英語力
授業についていける基礎力がないと、勉強そのものが辛くなってしまいます。
②ご家庭
国際バカロレアはすぐに点数が伸びる勉強ではありません。
現在の成績に一喜一憂せず、長い目で見守る姿勢を持ちましょう。
③学校の進路サポート
国内と海外どちらの進路を目指すのかによって、選ぶべき学校は異なります。
この3つが揃って初めて、学費以上の価値が手に入るのです。
国際バカロレア認定校の学費負担を減らす支援制度
必ずチェックしておきたいのが、国・自治体・学校独自の支援制度です。
経済的な負担を軽くして、無理なく国際バカロレア校に通うための制度と活用方法を紹介します。
高等学校等就学支援金制度
最も多くの家庭が利用できるのが、国が授業料の一部を肩代わりしてくれる「高等学校等就学支援金」という制度です。
昨年度の世帯年収を参考にして、年収帯ごとに支給される金額が変わります。
■高等学校等就学支援金の支給対象(2025年度まで)
- 590万円未満:実質無償
- 590万円以上910万円未満:一部負担
- 910万円以上:対象外
2026年度に高校無償化の法案が通れば、世帯年収に関係なく全ご家庭が対象となります。
ただしこの制度が使えるのは日本の高校に限られるため、一般的なインターナショナルスクールは対象外になることは注意しましょう。
自治体ごとの学費補助制度
お住まいの都道府県の補助制度が受けられる場合もあります。
東京都や大阪府などはこの制度が特に充実しており、一定の年収未満の家庭であれば、私立高校の授業料が実質無償になるしくみが整っているのです。
ただし、学校がある場所・住んでいる地域によって制度の内容や対象が大きく異なります。
まず自分の住んでいる自治体のホームページで「私立高校 授業料 補助」などのキーワードで検索し、使える制度がないか確認しましょう。
学校独自の奨学金・授業料減免制度
志望校が実施している制度もチェックしましょう。
■特待生制度
入試でトップクラスの成績を取れば、3年間の授業料が全額免除になる制度
■兄弟割引
兄弟姉妹が同じ学校に通っている場合に適用
■奨学金
インターナショナルスクールの中には、返済不要としているところもある
金銭的な理由であきらめる前に、学校の募集要項をチェックしてみましょう。
教育ローン・分割納入制度の基本
まとまったお金を一度に支払うのが厳しい場合は、教育ローンや分割納入を検討してみましょう。
手元のお金を崩しすぎずに、支払いのタイミングを調整して家計を守るしくみです。
有名な「国の教育ローン」は、一般的な銀行のローンよりも金利が低く借りられるため、多くの保護者に利用されています。

2025年12月時点で、固定金利で3.15%/年です。
また、1年分の学費を学期ごと・月ごとに分けて支払う分割納入を認めている学校もあります。
こうした制度を活用すれば、急な負担を分散させ、無理のないペースで支払いを続けることが可能です。
【地域別】国際バカロレア認定校の学費とコスト
住んでいる地域によっても、国際バカロレア認定校の学費相場が異なります。
ここでは、主な地域ごとの費用感と特徴を整理しましょう。
東京・神奈川エリア【私立・公立の代表例比較】
選択肢が最も多い首都圏エリアですが、公立と私立とで費用面がはっきり違います。
■公立(東京都立国際高等学校・神奈川県立横浜国際高等学校 など)
授業料は年額約12万円。支援金で実質無料も
授業料とは別に、国際バカロレアコースの教材費や積立金などが年間20万〜30万円程度
■私立(玉川学園・法政大学国際高等学校 など)
施設やサポートが手厚い分、学費の総額は年間130万〜160万円程度が目安
費用の安さと充実した設備のどちらをとるか、家計と相談しながら比較しましょう。
大阪・京都・関西エリア【授業料と補助金の傾向】
費用で見たとき、関西は日本で最も国際バカロレア教育を受けやすいエリアです。
その理由は、
- インターナショナルスクールだけでなく、国際バカロレアコースを持つ日本の私立高校も多い
- 国の支援金と自治体の補助制度を利用できるケースが非常に多い
ということが挙げられます。
■大阪府
所得制限なしで高校授業料を実質無償化する制度の拡充が進んでいる状態です。
大阪国際高校や大阪女学院高校のような私立校に通う場合でも、家計の負担を減らせる可能性があります。
■京都府
「あんしん修学支援制度」があり、立命館宇治高等学校のような人気校でも補助を受けることが可能です。
地域の制度を活用すれば、公立に近い負担感で世界基準の教育を受けられる場合もあります。
名古屋・福岡など地方都市の相場
名古屋や福岡など地方都市は、東京に比べると学費の相場が落ち着いており、コストパフォーマンスの良いエリアといえます。
同じようなカリキュラムを持つ私立校・インターナショナルスクールでも、首都圏の学校より年間で数十万円から100万円ほど安く設定されているケースも多いです。
さらに、広島県や高知県のように、公立校が寮付きで国際バカロレア教育を提供している地域もあります。

授業料が実質無料になるだけでなく、寮費や食費を含めても年間100万円以下で収まることがあり、非常に人気です。
こうした地方の学校へ国内留学させることも、費用を抑える選択肢の一つです。
国際バカロレア認定校の学費に関するよくある質問
学費や支援制度について詳しく見てきましたが、不安は残るものです。
ここでは、多くの保護者の方が気になっている、よりリアルな疑問にお答えします。
試験料の支払い時期と金額の目安は?
国際バカロレアの最終試験にかかる費用は、一般的に高校3年生の秋〜冬に支払うケースが多く、その総額は10万〜15万円程度が目安です。

これは日本の大学入試の受験料とは別に、国際バカロレア本部へ支払うための特別な費用となっています。
金額が一定でない理由は、ドル払いなど外貨ベースで計算されるのが基本となっているからです。
たとえば、試験1科目あたり約120ドル〜125ドルとするなら、6科目+コア科目を取得する場合、約900ドル前後(10万〜11万円)の費用が発生します。
円安が進むと日本円での支払額も増えてしまうため、あらかじめ15万円ほどは試験料の予算として見積もっておきましょう。
学費支払いが難しくなった場合の対策は?
入学後に家庭の事情が変わり、学費を払うのが難しくなることもあるでしょう。
実は多くの学校で、家計が急変した家庭を救うための、緊急支援制度や授業料減免制度が用意されているのです。
公立・私立を問わず、失職や災害などで収入が激減した場合には、授業料の支払いを一時的に待ってもらえたり、金額を減らしてもらえたりする家計急変支援金などが使えます。
まずは学校の事務局へ相談し、利用できる制度を探しましょう。
奨学金と支援金の併用はできる?
国の高等学校等就学支援金と、その他の奨学金や補助金はセットで使えることが多くあります。
これらは「誰がお金を出すか」や「何のために使うか」がそれぞれ違うため、ルール上ぶつからないからです。
- 国の支援金:授業料のベース部分をカバー
- 都道府県の補助金:足りない差額を埋め合わせ
- 学校独自の奨学金:施設費などをまかなう
こういった合わせ技もできます。
どれか一つしか選べないと思い込まず、使える制度の組み合わせを検討しましょう。
国際バカロレア認定校の学費を理解して対策しよう
国際バカロレア認定校の学費相場と、費用を抑える方法について解説しました。
まとめ
- 学費は1年間ではなく、試験料などを含めた3年間の総額で計算する
- 就学支援金や自治体補助を活用し、負担を減らすことが重要
- 金額よりも、得られる英語力や進学実績などの価値で判断する

・せっかく入学しても、留年したら追加費用が…
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