IB Certificateとは?DPとの違い・メリット・注意点をやさしく解説

・IB Certificateって何?

・Diplomaとどう違うの?

・うちの子に向いているのはどっちかな?

IBは専門用語も多く、学校によって説明も違うので、とまどってしまうことも多いですよね。

この記事を読めば、IB Certificateの基本的なしくみからメリット・注意点・将来への活かし方まで、初心者でも理解できます。

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IB Certificateとは?初心者でも理解できる基本知識

まずはCertificateがどのようなものなのかを、初心者の方にもわかりやすく紹介します。

IB Certificateは「DPの一部科目修了の証明制度」

Certificateは、国際バカロレア(IB)の高等教育過程「DP(Diploma = ディプロマ)」の、一部科目を修了したことを証明する制度です。

つまり、DPという枠組みの中で「科目単位での学びを証明するしくみ」と考えるとわかりやすいでしょう。

DPでは6科目すべてと3つの必修要素(TOK・EE・CAS)を学びます。

一方でCertificateでは、特定の科目だけを選んで受講し、試験に合格すればその科目の修了が認められるのです。

DPとCertificateの違い

たとえばCertificateの場合、英語と生物だけをIB科目として学び、試験を受けるだけでも修了書が発行されます。

IBでの学び方を柔軟に選びたい生徒にとっては、DPよりも負担を抑えつつ、国際的な学びを経験できる制度なんですね。

Certificateは「DPの一部を学ぶ方法」であり、IBの教育を体験するものとなるのです。

IB Certificateを取れる学校かを確認しよう

Certificateを履修するためには、ふたつの要件が揃った学校である必要があります。

①IB認定校かどうか

②その学校ではDPしかないか、Certificateもあるかどうか

全てのIB認定校で、Certificateを学べるわけではありません。

学校によってはDPしかなく、全科目を学ばないといけないIB認定校もあります。

IB認定校を選ぶ際は、Certificateでの履修が可能かも確認しましょう。

IB Diploma修了との3つの違い

DPで全科目を学ぶ場合と、一部科目だけを履修してCertificateとして修了する場合では、学び方や評価の範囲で大きな違いがあります。

ここではその違いを3つのポイントに分けて紹介しましょう。

学ぶ科目数

すでに説明の通り、DPとCertificateとでは学ぶ科目数が異なります。

■DP

6つの科目+3つのコア科目(TOK=知識の理論・EE=エッセイ・CAS=創造・活動・奉仕)をすべて学ばないといけません。

■Certificate

興味があったり得意だったりする科目だけを選び、受講・試験を行えばOKです。

TOK・EE・CASも必要ではありません。

DPは「全てを学ぶ」、Certificateは「選んだ科目だけ学ぶ」と認識しましょう。

卒業資格としての扱い

全科目を学ぶDPとは異なり、Certificateでは証明される科目が限定されています。

学んでいない科目に関しては、当然評価できないからですね。

つまりCertificateは、DPと同じ「卒業資格」にはなりません。

Certificateは「特定科目を修めた実績を示す制度」で、DPの全要件を満たした「卒業資格」とは異なることを理解しておきましょう。

大学出願や進路の活用方法

Certificateで卒業資格は取れませんが、大学出願で活かせる場面もあります。

たとえばCertificateの科目で高得点を取れていれば、大学の面接で「この分野を深めました」とアピールできます。

「この大学はCertificateをどう評価しているか」「特定科目のスコアで単位・免除が認められるか」などを、事前に確認することが重要です。

どの科目を学び、どう活かせるかを見据え、計画を立てましょう。

IB Certificateを選ぶメリット

DPに比べて、Certificateは柔軟に科目を学べるという特徴があります。

Certificateをえらぶメリットを紹介していきましょう。

すべてのIB科目履修よりも負担が軽い

Certificateを選ぶ最大のメリットは「DPよりも学習の負担が軽い」という点です。

DPで6科目+コア科目全てを修了しようとすると、いろんな壁を乗り越えないといけません。

  • 科目ごとの授業内課題
  • 外部試験対策
  • 英語学習
  • コア科目の執筆や活動 など

そのため、DP生にはかなりの学習時間・努力・自己管理が必要です。

一方でCertificateでは、任意の科目を1〜2科目選び、その科目だけ試験を受けることで修了書が得られます。

科目数や学習範囲を抑えられるため、進路・部活動・家庭学習とのバランスを取りたい高校生には、Certificateはベストな選択肢でしょう。

得意科目に集中して力を伸ばせる

Certificateを選ぶと、興味がある・得意な科目に集中して学べるというメリットがあります。

全科目を学習する必要がないので、時間や労力を絞って集中できるからです。

数学が得意で理系志望というお子様なら、IBの数学科目だけを選び、その科目の理解を深められます。

・得意科目を伸ばしたい!

・IBを学んでみたいけど、苦手科目を深めるのはちょっと…。

このようなお子様は、Certificateの履修を検討してみましょう。

IB Certificateの注意点

Certificateは学びやすい一方で、DPとは異なる点に注意が必要です。

大学進学や学習面での注意点を整理し、知っておきたいポイントを紹介します。

大学によって評価が限定的な場合もある

すでに説明した通り、Certificateを履修したからといって、DPと同等の評価を受けられるわけではありません。

大学ごとに入学条件・資格の認定基準が異なるので、注意が必要です。

また大学によっては、さらに細かい要件を設けています。

  • 特定の科目がHL(Higher Level=上位レベル)で学習していること
  • 科目科目別の成績で必要な点数に達していること
  • 科目の組み合わせが条件を満たしていること

お子様が志望する大学・学部で、Certificateをどのように評価しているかを確認しましょう。

DPほどの深い探究はできない

DPとCertificateとでは、各科目の学ぶ深さも異なってきます。

DPでは、6つの科目+3つのコア科目をベースに「何をどう学ぶか」「どう探究して深めるか」を主体的に考えるので、一般高校での学習より深く学んでいく構成です。

一方でCertificateでは、コア要素を学べなかったり、科目数が限定されたりします。

つまりDPが「学びを深める履修」なのに対し、Certificateは「特定科目を学んだことを示すことを重視している」ということです。

「たくさん探究して学ぶ」を重視するならDP、「得意分野だけを確実に伸ばしたい・負担を抑えたい」ならCertificateという視点を持つようにしましょう。

学校によって科目や指導体制が異なる

それぞれの学校で、IB科目の選択肢や指導方法に違いがあります。

なぜなら学べる科目の数・分野・先生の経験・時間割などが、学校ごとで異なるからです。

IB校を検討する段階で、以下の内容をチェックするようにしましょう。

  • 検討している学校でどのIB科目が学べるか
  • Certificateとして履修可能な科目数
  • 先生のサポートや時間割の体制

Certificate選択の際には、学校ごとの「科目・指導方法の違い」を理解することが大切です。

IB Certificateでの進路と将来の可能性

IB Certificateには、進路選択やキャリア形成の面で活かせる場面があります。

日本国内外の大学での扱いや、社会で役立つスキルの面から、可能性を見ていきましょう。

大学での評価・出願への活用

Certificateでの学習実績は、国内外の大学でも「学びの実績」として評価されるケースもあります。

たとえばいくつかの科目で高得点を取った生徒には、「この分野での基礎ができている」と判断し、単位取得入学後の授業免除という場合もあるのです。

ただし、修了した科目のレベル(SL=標準/HL=上位)・スコア・大学の評価で、待遇が大きく異なります。

大学を志望するなら、「提出すべき科目とスコアは何か」をしっかり確認しましょう。

仕事に役立つスキル

Certificateを含めたIBで身につくスキルは、社会に出てからも役立ちます。

  • 自分で学ぶ力
  • 批判的に考える力
  • グローバルな視点

IBではこれらの習得を目指しているからです。

こうしたスキルがあると、就職活動や仕事でのアピールになります。

・自分で課題を見つけて解決してきました!

・チームで意見を出し、まとめて発表した経験があります!

Certificateでもこうした学びの要素を活かし、将来へつながるしくみになっています。

IB Certificateで学びの証明を手に入れよう

「IB Certificateの基本・メリット・注意点・将来への活かし方」について解説しました。

  • Certificateは、DP(ディプロマ)の一部科目だけを履修し、その学びを証明する制度
  • 卒業を証明するものではないので要注意
  • Certificateを選ぶときは、「負担」「得意分野」「進路との相性」をバランスよく考えることが大切
  • 大学によって評価の扱いが異なるため、出願条件や単位認定の有無を事前に確認
  • DPほどの探究はなくても、IB的な学び方や考える力を活かし、キャリア形成にも役立つ

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