IBとインターナショナルスクールの違いがわかる!学校選びのポイントも解説

・「IB」ってインターナショナルスクールのこと?

・日本でIB教育を受けられる?

・学費や英語力はどれくらい必要なんだろう?


IBは魅力的なプログラムですが、制度や学校の違いが分かりづらいですよね?

この記事では、IBとインターナショナルスクールの違い、学校タイプごとの特徴、費用、後悔しない選び方のポイントまで、初めての方にも分かるように整理しています。

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インターナショナルスクールとIB認定校の違いを整理

インターナショナルスクールとIB認定校は似ていますが、内情がまったく異なります。

IBがどんな教育プログラムなのか、そしてインターナショナルスクールとどう関わっているのかを整理しつつ、日本のIB教育のしくみを紹介しましょう。

「IB=教育プログラム」「インター=学校の形」

まずIBの意味ですが、「世界中で通用するグローバルな教育プログラム」のことです。

一方でインターナショナルスクールは「学校の形・タイプ」を指します。

そのため、インターナショナルスクールであってもIBプログラムを導入していなかったり、日本の高校であってもIBのプログラムを採用している場合もあるのです。

大前提として、IBとインターナショナルスクールの違いを把握しておきましょう。

IBを導入しているインターナショナルスクールの特徴

IBを導入しているインターナショナルスクールには、共通の特徴があります。

  • 主に英語で授業が行われる
  • 異なる国籍の生徒たちが一緒に学ぶ「多文化環境」
  • 「探究型学習(自分で疑問点・問題点を見つけて調べていく学び)」が組み込まれている
  • 施設・先生のサポート体制が充実
  • 海外進学を視野に入れた進路準備がある学校も多い

英語環境や国際進学を検討するご家庭にとって、IB導入のインターナショナルスクールは魅力的な選択肢といえるでしょう。

日本の学校でもIB教育を受けられる

日本国内の学校でも、国際バカロレア(IB)のプログラムを導入しているところがあります。

公立校を含め、「IB認定校・候補校」として認められている学校が増えているのです。

国内において既に200校以上がIB認定校となっており、幼稚園・小学校・中学校・高等学校の全段階で導入例があります。

インターナショナルスクールだけでなく、日本の学校においてもIB教育を検討できるということです。

国内のIB校について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

IB教育を受けられる学校3タイプとその違い

ここでは国内でIB教育を受けられる学校タイプを3つに分け、それぞれの特徴と違いを整理します。

この区分を知っておけば、お子様に合った学校選びをしやすくなるでしょう。

① インターナショナルスクール【外国籍・帰国子女中心】

インターナショナルスクールは主に英語で授業が行われ、さまざまな国から来た子どもたちが一緒に学ぶ環境です。

IB教育は次のような段階でプログラムが分かれています。

■PYP(Primary Years Programme/幼児〜小学校)

3〜12歳対象。

幼い頃から自分で課題を見つけ、学びを進めていく力を育てるプログラムです。

■MYP(Middle Years Programme/中学校相当)

11〜16歳対象。

学びを社会生活とつなげながら、いろんな教科をバランスよく学んでいきます。

■DP(Diploma Programme/高校)

16〜19歳対象。

より深い学びと大学進学を取り入れた内容です。

帰国子女や外国籍の児童・生徒が在籍することで、異文化理解や他言語に触れる環境が常にあるのもメリットです。

  • 英語環境に慣れているか
  • 海外大学を考えているか
  • いろんな文化や価値観がある環境で学ばせたいか

インターナショナルスクールを検討するなら、こういったことをチェックポイントとして考えましょう。

② 一条校【日本の学校制度でIBを導入】

一条校とは、「学校教育法第1条に基づいた日本の正式な学校制度」を満たしている、一般的な小・中・高等学校のことです。

国際バカロレア(IB)教育を取り入れている一条校も増えているため、ご家庭にとって選択肢が広がっています。

インターナショナルスクールとの大きな違いは、次の通りです。

  • 一般的な学校なので、ほとんどの生徒が日本人
  • 授業の一部を英語で行いつつ、多くは日本語を使う
  • 「日本の高校卒業資格」を取得

海外大学を目指す場合でも、日本の大学進学を考えている家庭でも、選びやすい学校タイプといえます。

③ 公立IB校【費用を抑えた選択肢】

一条校の中でも、IBを取り入れている公立校が増えていることもチェックしておきましょう。

一条校の中には公立・私立の両方が含まれますが、公立IB校なら学費を抑えながらIB教育を受けられるのが大きなポイントです。

後で詳しく解説しますが、年間の費用だと公立が約51万円、私立が約105万円が平均というデータがあります。

・IB校に通わせたいけど学費が気になる…

・家から通いやすいIB校を探したい!

このようなご家庭には、まず公立IB校を探すのがベストな入口でしょう。

IBインターナショナルスクールの費用と入学のしくみ

IBを検討するとき、多くの保護者が気になるのが「学費」と「入学方法」です。

ここでは学校タイプごとの費用の違い、入学までの流れ、さらに家庭でできるサポートを紹介します。

学費の目安と学校タイプ別の違い

IB導入校は、運営する母体によって費用に大きな差があります。

  • 授業料
  • 施設費
  • 教材費
  • 英語教育環境の整備費用

こういった費用が含まれ、内訳が大きく異なるためです。

代表的な3つのタイプの学校を比較してみましょう。

学校タイプ年間の学費目安特徴
インターナショナルスクール約200万〜300万円前後・英語での授業
・少人数制
・海外大学への進学サポート
・施設費・教材費も高め
私立IB校約100万〜150万円前後・日本の学校制度内でIBを実施
・英語/日本語のバランス型
・制服や教材費なども
公立IB校約50万円前後・国や自治体の支援で授業料が抑えられる
・実質無償の場合も
・通学範囲も現実的

同じIBプログラムでも、費用負担は倍以上変わります。

教育内容だけでなく、家庭の負担とのバランスもしっかりチェックしましょう。

入学までの流れ|求められる英語力

入学までの流れは「願書提出 → 面接・英語審査 →合否発表」となります。

特に英語審査があるため、英語で授業を受けられる語学レベルが必要です。

IBでは主に英語で授業・課題が行われるので、英語に慣れていないと挫折してしまうことも。

たとえばある国内インターナショナルスクールでは、下記が入学の目安と記されています。

  • 中学入学時点で英検®準2級程度
  • 高校(DP開始時)では英検準1級以上

受験を検討するご家庭は、英語に慣れるための環境準備が大切です。

入学までの流れを理解し、英語力の目安を把握しておくことで、スムーズにIB教育にチャレンジできます。

IB教育のメリットと注意点

「IBにはどんな良さがあるか?」「注意すべきポイントは何?」ということを把握しておくことも大切です。

IB教育を受けるメリットと、注意するべき点をまとめていきます。

IB教育のメリット3つ

IB教育の大きなメリットとして、「グローバルな視野が育つ」「自分で学ぶ力が鍛えられる」「進学・将来の武器になる」という3つがあります。

■グローバルな視野が育つ

IBプログラムではさまざまな国・文化の生徒と一緒に学ぶチャンスが多いため、世界の多様な考え方を理解できます。

将来グローバルな環境で活躍したいなら、IB環境での経験が役立つでしょう。

■学ぶ力が鍛えられる

IBは自分で疑問を持ち、調べる学習スタイルなので、自ら進んで学ぶ力が身につきます。

高校プログラムまでに学びの土台を作っておけば、大学生や社会人になっても自分で考えて学習できるようになるでしょう。

■進学・将来の武器になる

国内外の大学でIBが評価されているため、進学・キャリアの幅が広がります。

お子様が大学・社会へ進むための強力な武器になるでしょう。

自立したグローバル人材に育つために、IB教育は強い味方になってくれます。

IB教育の課題と注意点

魅力的なメリットがある一方で、IBには知っておきたい注意点もあります。

代表的な3つをご紹介しましょう。

■学習量が多く、時間管理が大変

教科の授業に加え、探究・論文・発表などが並行して行われるため、課題がとても多いです。

学習スケジュールを立て、継続する習慣が必要となります。

■幅広い学びが必要で、専門に特化しにくい

6教科をバランスよく学ぶため、特定の分野に学習を絞りたい生徒には向いていません。

「理系一本」「芸術に集中」など明確な進路なら、他のカリキュラムで学ぶのがおすすめです。

■英語での学習環境に適応しないといけない

授業や課題が英語中心なので、言語の壁を感じることもあります。

また学校によって、先生や教材などのサポート体制にも差があるため、事前に見学・確認するのがいいでしょう。

IB教育は深く・広く学べるプログラムですが、そのぶん負担や環境適応があることを理解しておかなくてはいけません。

IBのデメリットやその乗り越え方についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

「IBに向いているか」を判断する3つのポイント

IB教育にお子様が合っているかを見極める3つのポイントを紹介します。

ご家族で話し合いながら、IBを選択するかのヒントにしてください。

① 幅広い学習に興味を持てるか

さまざまなテーマや教科を横断して学び、「どうしてこうなるんだろう?」と考えを深める場面が多くあります。

そのため、好奇心が旺盛で「自分で考えて勉強したい」というタイプのお子さまには、IB教育はとても向いているでしょう。

② 自分でスケジュールを管理できるか

たくさんの授業・課題・活動を、誰かに言われてやるのではなく、自分で管理する姿勢が大切です。

「次の週までに何を調べるか」などを自分で決めて実行できると、 IBプログラムについていきやすくなります。

③ 海外・多文化・進路の幅を広く考えているか
IB教育は世界的に共通のプログラムを使用しており、海外大学進学を視野に入れた教育としても評価されます。

「海外の大学への進学も考えている」「さまざまな文化の中で学ばせたい」といったご家庭には、IB教育が向いているでしょう。

お子様やご家庭の状況・希望と照らし合わせ、IB教育が向いているかを判断してください。

後悔しないためのIBスクール選びのポイント

学校によってIBの環境・費用・サポート体制が大きく異なるため、どこで学ぶかをしっかり考えなくてはいけません。

お子様のタイプに合わせた学校タイプの選び方や、見学時に確認しておくべきポイントなどを紹介します。

「子どものタイプ×学校タイプ」の選び方フローチャート

IB校は興味あるけど、どのタイプの学校が合っているか分からない…。

そういったご家庭のために、学校選びのフローチャートを作成しました。

こちらを参考に、どの学校を選ぶべきか検討してください。

学校説明会でチェックすべき3つのポイント

入学前に学校説明会に参加するご家庭は多いと思います。

ですがどのような点を見るべきか整理していないと、「なんとなく参加した」で終わってしまいかねません。

実際に参加した時のために、「何を確認して、何を聞けばよいか」を確認しておきましょう。

① 教室の雰囲気・授業での生徒の様子

「生徒が授業に集中している」「先生の問いかけに生徒が答えている」といった場面が確認できれば、学習が活発でしっかりしている証拠です。

教室ツアー中に、資料だけでは分からない「普段の空気」を感じ取りましょう。

② 英語・IB導入体制とサポート

IB教育では英語での授業が通常なので、先生・教材などの体制が整っているかが大切です。

「英語での授業が何割くらいか」「日本語とのバランスはどうか」「英語が苦手な子へのサポートはあるか」などを質問しましょう。

③ 費用・通学・保護者との連携 など

学費・通学の負担・保護者と学校の連携なども要確認です。

授業料以外にかかる教材費、通学時間・アクセス、面談の数や連絡手段などをチェックすることで、ご家庭の負担や「最後まで通えそうか」が判断できます。

これらのポイントを意識して見学や説明会に参加すれば、公式サイトや資料だけでは分からない部分をしっかり確かめられるでしょう。

IB×インターナショナルスクールを理解しよう

「IB校とインターナショナルスクールの違い、学校選びのポイント」を解説しました。

  • 「IB=教育プログラム」「インター=学校の形」を正しく理解し、目的に合った学び方を選ぶ
  • IB独自のメリット・注意点を知っておくことも大切
  • 費用・英語環境・学び方など、家庭の現実に合う学校タイプを見極める
  • 子どもの性格・興味・家庭の教育方針と、学校の教育環境を照らし合わせる
  • 見学や説明会で、体制・サポート・費用などを具体的に確認

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