
・IB(国際バカロレア)資格って何?
・日本でも取れるの?
・うちの子に向いているのか知りたい!
IBは世界で通用する学びの資格ですが、内容や進路への影響がわかりにくく、理解し切れていない保護者様も多いです。
この記事を読めば、IB資格のしくみ・メリット・取得までの流れ・家庭でのサポート方法まで、初めての方でも理解できます。
IB専門塾の国際バカロレアアカデミーでは、
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Contents
そもそも「国際バカロレア(IB)」とは?
近年は日本でも国際バカロレア(IB)を導入する学校が増え、注目を集めています。
まずはIBがどのような資格で、どんな学びを大切にしているのかをわかりやすく紹介しましょう。
IBは「世界で認められている国際的な学び」
国際バカロレア(IB)は、世界共通基準の学びで学力・考える力を育てる教育プログラムです。
世界中の地域や大学で評価されているプログラムで、受験の要件としても採用されています。
例えばアメリカ・イギリス・オーストラリアの大学では、IB資格を持つ生徒に単位認定を行ったり、入学選考で高く評価されたりするケースもあります。
お子様が国内だけでなく「海外の大学も候補に入れて学びたい」と考えるなら、IBは有力な選択肢になるでしょう。
IBで育つ力は「探究する力」
IBでは「探究する力」が大きく育ちます。

自分で疑問を持ち、調べ、考え、表現する力のことです。
IBでは、「生徒が自ら学んでいくスキル」が重視されています。

・この問題はどうして起きるんだろう?
・別の考え方はできるかな?
このような疑問を生徒自身が持ち、調査・発表する活動が多くあります。
こうした経験の中で、受け身ではなく自分から学ぶ姿勢が身につくのです。
IBを学ぶ生徒は「自分で考えて動ける」ようになり、将来の学びや仕事でも活かせる力をマスターしていきます。
IBの教育理念である「Learner Profile」について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
日本でも増えているIBの学校
日本では、IBのプログラムを導入している「IB認定校」が年々増えています。

日本国内でのIB認定校・候補校の合計は、令和7年6月30日時点で 268校 です。
例を一つ挙げると、京都の立命館宇治高等学校では2021年からIBコースを設置し、「IB DP(ディプロマ = 高等教育課程)資格」を目指す生徒が増えています。
日本での高校進学を考えている保護者にとっても、国際的な学びの選択肢が広がっている証拠です。
全国のIB認定校について知りたい方は、こちらの記事を読んでください。
IBはどんな資格かをわかりやすく解説
IBはただの英語教育ではなく、「知識を活かして自分で考える力」を育てるのがポイントです。
ここではIB資格をどうやって取得し、どうやって評価されるのかをわかりやすく解説します。
IB資格は「学びの成果を証明する国際資格」
IB資格は、世界中の多くの大学が認める「高校課程の修了資格」です。
国内外の大学入試で、IB資格が評価されるケースは多くあります。
約110以上の国・地域、4,500を超える大学で、受験資格の要件としても評価されている資格です。
そのため、お子さんが国内外どちらの進路を考えていても、「国際的な学びの証明」としてIB資格を活かせるでしょう。
IB資格で証明できるのは「学力+探究力+協働力」
IB資格を取ることで、学力はもちろん、すでに説明した「探究力」と「協働力」の証明にもなります。

協働力とは「他の人が持つ、自分とは異なる価値観を理解して受け入れ、一緒に作業したり働いたりする力」のことです。
IBのプログラムでは、自主的な研究や地域のボランティア活動などを行い、その中で学んだ知識を応用する力を育てていきます。
たとえばCAS(創造・活動・奉仕)という課題で、あるIB生は「地域の公園での清掃活動」を企画しました。
- 参加者を募る
- ゴミの種類を分析する
- 活動結果を学校新聞にまとめる
- 地域住民に向けて発信
こうした経験を通して、「学んだ英語・理科・社会の知識を使って問題を探し、仲間と協力し、発信までできる」という力が育つのです。
「IB DP」と「IB Certificate」の違い
IBの資格には大きく分けて「IB DP(ディプロマプログラム)」と「IB Certificate」の2種類があります。
■ DP(ディプロマ = 高等教育課程)
- 16〜19歳の間の2年をかけて、6教科+コア課題(TOK・EE・CAS)を履修するプログラムです。
- 学ぶ範囲が広く、進学・将来の海外大学などを考える生徒にとって、本格的な選択肢となります。
- IBの高等教育課程を修了した、卒業証明として活用可能です。
■ Certificate
「IBで幅広く学びたい」「海外大学も視野に入れて本格的に挑戦したい」と考えているならDPがいいでしょう。
「特定のIB科目だけ学んでみたい」「負荷を抑えつつ、学校のカリキュラムと並行したい」という場合はCertificateが選択肢となります。
Certificateについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
IB資格を取ることで開ける道
IB資格を取得すると、進学や将来の選択肢が大きく広がります。
ここでは、IB資格を持つことでどんな進路・キャリアの可能性が生まれるのかを紹介しましょう。
海外大学への進学で有利
IB資格を取得すると、海外大学への進学で有利になることが多いです。
なぜなら「生徒が本気で学習に取り組んだ」「国際的に通用する力を持っている」という証明として、IB資格を世界中の大学が評価しているからです。
アメリカのトップ大学10校では、一般生徒よりもIB取得者の合格率が21 %ほど高いというデータがあります。
in the US, IB graduates are 21.4 per cent more likely to be admitted into 10 of the country’s most prestigious universities, including Harvard, Princeton, Yale and Stanford.
米国では、IB卒業生はハーバード大学、プリンストン大学、イェール大学、スタンフォード大学など国内屈指の名門大学10校に入学する可能性が21.4%高くなります。
出典:Why the IB Diploma Programme is ideal preparation for university
お子さんが海外大学を目指しているのであれば、IB資格の取得も検討してみましょう。
日本の大学でも「IB入試」で評価
日本の大学入試でも、IB資格取得やそのスコアが評価されるケースが増えています。
「IB入試」を設ける国内の大学が増えており、IB生に特別な入試枠・出願条件を設けているからです。

2025年1月時点で、IBスコアをもとに受験できる国内の大学は70校を超えているという報告があります。
IBは海外でしか使えないものではなく、国内の大学受験でも活用できる資格なのです。
将来のグローバルな仕事で活きるスキル
将来的にグローバルな環境で働きたいなら、IBプログラムにしっかり取り組んで必要なスキルを身につけましょう。
語学や専門知識を覚える以外にも、いろんなスキルが身につくのがIBプログラムの特徴です。
- 情報を分析して人に伝える力
- 自分で考えて動く力
- チームで活動を進める力
- いろんな人と関わる力
- 文化や価値観の違いを理解する力 など
将来グローバル企業や海外で働きたいとお子様が思っているなら、IBで身につくスキルは大きなアドバンテージになります。
IB資格を取るまでの流れを解説
IB資格を取るまでの流れを知っておくと、「自分の子どもに合っているか」を判断しやすくなります。
ここでは、IB取得までの流れを紹介しましょう。
高校2年間の「DP(ディプロマ・プログラム)」を履修
大前提ですが、まず高校生の間で「ディプロマ・プログラム(DP)」を履修しましょう。
DPは16〜19歳の生徒を対象にした、2年間の高等教育学習です。
幅広い科目と探究的な活動を組み込んだプログラムになっています。

IBの公式サイトでも「DPは世界の大学や企業から尊重される学び」とあり、自分で考え行動するよう成長できるとしています。
IB資格を目指すなら、DPの履修とスキル獲得が必須です。
DPについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでください。
6教科+3つの活動を「知識×実践」で学ぶ
IB資格を取得するには、「6つのDP教科」と「3つの活動」を通しての学びが必要です。
これら学びの中で、自分で疑問を持ち・調べ・行動し・自分の言葉で発表することを経験できます。
6つのDP教科
言語と文学(グループ1)
ふだん使っている言葉の本や文章を読み、内容を自分の考えでまとめる教科です。
国語に近い科目だと思ってください。
外国語(グループ2)
英語などの言葉を学び、外国の文化や考え方を知る教科です。
人間と社会(グループ3)
歴史・経済・心理などを学び、「なぜ社会はこう動いているのか」を考えます。
理科(グループ4)
生物・化学・物理などを学び、観察や実験で「自然のしくみ」を理解する教科です。
数学(グループ5)
計算だけでなく、データ分析や問題解決の考え方を学びます。
芸術または選択科目(グループ6)
美術・音楽・演劇などで創造力を伸ばす教科です。
6教科のうち、3科目をHL(Higher Level = 高レベル)、別の3教科をSL(Standard Level = 標準レベル)で履修していきます。
3つの活動(コア要素)
TOK(知の理論)
「知識とは何なのか?」を考える授業です。
たとえば「このニュースは本当に正しいのか?」といった疑問を自分で考え、ものごとの見方を広げます。
EE(調査論文)
自分が興味のあるテーマを1つ選び、調べてまとめる研究です。
自由研究に近く、約4,000字のレポートを書きます。
CAS(創造・活動・奉仕)
ボランティア・地域活動・文化イベントなどに参加する実践型の学びです。
学校で学んだことを社会で活かし、行動力や思いやりを育てます。
こうした学びで「知っている」から「使える」に変わり、知識と行動の両軸での成長が可能となるのです。
IBスコアのしくみを分かりやすく解説
IBのスコアは、最大45点のスコアによって評価されます。
6教科:それぞれ1〜7点で評価(最大42点)
TOKとEE:組み合わせで0〜3点で評価
このスコア内で24点以上を得て、履修要件を満たせばIB DPが授与されます。
24点以上が取れていても、不合格になる次のようなケースもあるので注意しましょう。
- TOKまたはEEがE判定で失格
- HL科目で合計12点未満
- SL科目で合計9点未満
- どこかの科目で1点がある
- CASが未達成
ただ科目を履修してこなすのではなく、必要な要件をクリアしないといけません。
IB資格を検討する保護者が知っておきたいこと
IB資格を検討する際、事前に知っておくと安心できるポイントがあります。
IBを検討するときに保護者が特に意識しておきたい事項を紹介しましょう。
どんな学校でIBを学べるのかチェック
まずはIBを学べる学校を調べ、どこが向いているか・入学可能か検討していきます。
次のポイントを軸に、学校選びを行いましょう。
認定校・候補校の違いを確認
IBプログラムをすでに導入している「認定校」と、まだ導入の準備段階である「候補校」があります。
検討している学校がどちらにあたるか確認しましょう。
公立・私立の違いを比べる
通学費用・授業言語・学びのスタイルが大きく異なるため、家庭事情やお子様の状況に合う学校選びが大切です。
DPの有無・授業レベル・進路実績を確認
高校2年間のIB DPがあるか、英語での授業がどのくらいあるか、進学実績はどうかなど、学校がどの程度のIB教育を行っているかを確認しましょう。
「入る前のイメージと違った」ということがないよう、しっかりとした調査が大切です。
子どもの英語力・興味・性格を一緒に考える
お子様の「英語力・興味・性格」がIBに合っているかも大切です。
これらが合っていないと、いろんな取り組みを行うIBのプログラムが負担になる可能性が出てきます。

英語の授業やレポートが多くて、自分の英語力だと対応できない…。
自分で考えて自分で動く授業が合わなくて、興味も持てない!
「先進的な取り組みだから良さそう」という感じでIBを選ぶと、このような壁が生じてきます。
学校説明会やご家庭で「英語に抵抗がないか」「学び方に興味があるか」「お子様の性格に合っているか」を確認しておきましょう。
課題やスケジュールの管理がカギ
IB資格の取得を目指すなら、「課題の量とスケジュールの管理」がとても大切です。
教科学習・探究・地域活動・提出課題など、IBでの学びはたくさんあります。
それらに加えて多くの課題が出されるので、締め切りを守ろうとするならしっかり管理しないといけません。
次のような対策をして、管理を習慣づけていきましょう。
毎週の予定をあらかじめ立てる
「授業」「宿題」「調査」「休憩」など大まかな時間枠を組んでおくと、締め切りが近づいたときに慌てずにすみます。
大きな課題は小さなステップに分けて取り組む
期限の長い課題を、数週間・数日などに分けて取り組むことで、負担を軽減できます。
勉強は「集中+ちょっと休憩」のサイクルにする
集中が続きにくいときは、25分勉強+5分休憩を繰り返すと効率アップします。
定期的に「振り返り時間」を設けて計画を調整する
予定どおりに進んだかを週末に振り返り、次週のスケジュールを微調整しましょう。
締切間近で慌てないよう、課題とスケジュールの管理はこまめに行うことを心がけてください。
IB資格は世界や将来につながる学びの証明
「IB資格の基本と、保護者が知っておくべきポイント」を解説しました。
- IB資格は世界で通用する学びの証明で、学力・探究力・協働力を育てられる。
- IB資格にはDPとCertificateがあり、目的や負担の大きさでえらぶ。
- IB資格を検討するなら、子どもの性格・興味・英語力のバランスを見ることが大切。
- 学校選びでは、認定校の種類・授業言語・サポート体制を事前に確認しておく。
- IBでは学習環境と時間管理のサポートを整えることが重要。

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